ZEALSがChatGPT活用「チャットコマースGPT」提供開始、東大松尾研究室と連携

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チャットコマースのソリューション提供をするZEALS(ジールス)は4月21日、東京大学松尾研究室と連携し、共同で「チャットコマースGPT」実証実験ソリューションの提供を開始することを公表した。OpenAIが開発した大規模言語モデルを使った対話型AI「ChatGPT」を活用したプロジェクトで、さまざまな業界にAI技術を提供することを目指すとしている。

ZEALSは、2016年からマーケティング領域においてチャットコマースの提供をしており、これまでにも社内ではGPTを活用したチャットコマースの生産性向上についての検証を続けてきた。そこで今回の実証実験ソリューション「チャットコマースGPT」の提供を開始することで、この技術をさらに多くの業界の企業に届けることができるとしている。さらにこの実証実験では、国内でAI技術の機械学習や数理最適化に深い知見を持つ松尾研究所の専門知識を活用する。

今回の実証実験に参加した企業は、ゼロパーティデータのGPT活用、プロンプトエンジニアリングによる会話最適化、ファインチューニング、ラングチェーンを用いたモデル構築の三つが受けられるとしている。

ゼロパーティデータのGPT活用では、チャットコマースで取得したゼロパーティデータを元にユーザーの意図を検出するモデルに転換し、商品提案の最適化や購買後のフォローを実施し、CV獲得増とLTVの向上に貢献する。また、GPTへの指示となるプロンプトの改善・改修を繰り返し実施することで、各業界・各企業・各ユースケースごとの最適化を実現し、意図しない会話体験の抑制や質の高いユーザー体験を提供するとしている。

最後のファインチューニングについては、特定のタスクにおけるGPT活用を最適化するための言語モデルの微調整で、これにより、サービスに最適化されたモデルを構築できるとした。

via PR TIMES

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