Z世代やゲーマーに人気のボイスチャットアプリ「パラレル」開発、シリーズBで12億円を調達

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Image credit: Parallel

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

ボイスチャットアプリ「パラレル」を運営するパラレルは11日、シリーズ B ラウンドで12億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、ジャフコグループ(東証:8595)、KDDI Open Innovation Fund、ANRI、W ventures、三菱 UFJ キャピタル。同社では、調達した資金を使って、開発体制やマーケティング強化を図るとしている。

パラレルは2017年7月の創業(創業時の社名は React)。詳細は不明だが、プレシリーズ A、シリーズ A ラウンドを実施している。2019年8月にリリースしたアプリのパラレルは、言わばモバイル版の Discord で、スマホでオンラインゲームを遊ぶゲーマーらを対象にした iOS と Android 向けのボイスチャットアプリだ。累積登録ユーザは100万人、月間総通話時間は4億分を超えた。

ゲーマー向けのボイスチャットと聞くと Discord を思いつくが、モバイルアプリが本格的にリリースされ始めたのは半年ほど前で、それまでは正常な動作保証の無いブラウザでの利用を余儀なくされていた。また、他ユーザのステータス表示がわかりにくい、ゲームしながら通話するとゲーム音が聞こえなくなる、などの課題があり、パラレルはこれらを克服していることで支持を集めてきた。

これまでパラレルのユーザは Z 世代やゲーマーが中心だったが、同社では今後、映画やライブ、音楽鑑賞、ショッピングなど、日常的なシーンで、友人や家族、恋人などと一緒に時間を共有しながらコンテンツを楽しめる、たまり場空間を作っていくとしている。また、新機能の開発のほか、エンタメ企業との戦略的アライアンス連携、海外への展開も本格化させる。

via PR TIMES

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