Facebookが放つ「仕事向け」メタバース:Facebookが抱える問題(3/4)

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Facebookが抱える問題

(前回からのつづき)Facebookはバーチャルリアリティに早くから取り組み、2014年にヘッドセットのスタートアップ企業であるOculus VRを20億ドルで買収している。しかし、Facebookといえばメインのソーシャルネットワークにおける数々の問題、特にプライバシーに関する問題がこの企業のあらゆる部分に及んでいることが広く知られている。Lamm氏がああいった反応に出てしまったこともよくわかる。というのも本誌、VentureBeatがHorizon Workroomsについて話を聞いた多くの企業創業者、経営者、従業員も同様の反応だったからだ。このコンセプトに興味を持つ人も多いが、同時にこれがFacebookならば別、ということなのだ。

「Facebookのデータプライバシーに関する過去の経緯を考えると、彼らがこの取り組みを牽引するのに適しているとは思えません」。ーーこう語るのは従業員13人のオールリモート企業、Streamlyticsで代表を務めるAngela Benton氏だ。同社はユーザー提供型のデータサービスを開発している。

彼女はメタバースのアイデアを「非常に力強い」と感じており、Horizon Workroomsのようなバーチャルなリモートワーク環境が普及すると信じている一人だ。しかし、彼女は非中央集権的な未来を見据えており、メタバース型企業に関連するユーザーデータをFacebookで一元管理すべきではないと考えている。彼女は「自分のチームのために投資するようなものではない」と断言する。

BiggerPocketsの創業者であり、現在は複数のスタートアップ企業にアドバイスを提供しているJoshua Dorkin氏もまた、Facebookには信頼という面で問題があり、それが企業がHorizon Workroomを採用する意思に影響を与えるだろうと語る。

「トラッキング、プライバシーの侵害、偽の情報など、人々がFacebookに対して抱いている信頼の問題を考えると、あらゆる企業がこの新たなVR技術にすぐに飛びついて採用するとは考えにくいでしょうね」。

次につづく:Facebookが放つ「仕事向け」メタバース:Zoom後のリモートワーク(4/4)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

 

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