ダイナミックプライシングの空、社名をハルモニアにリブランド——東芝テックとGO FUNDから資金調達

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ホテル・駐車場・バスなどの事業者に、ダイナミックプライシングのコンサルティングや SaaS を提供する空(そら)は24日、ハルモニアに社名を変更したことを明らかにした。ダイナミックプライシング SaaS「MagicPrice」も、ハルモニアにブランド統合される模様だ。また、POS 大手の東芝テック(東証:6588)と GO FUND から資金調達・提携したことも明らかにした。調達金額とラウンドステージは非開示。ハルモニアにとっては、2020年5月に実施した近鉄ベンチャーパートナーズからの調達に続くものだ。

ハルモニアは2015年、ヤフーでアドテク関連の業務に従事していた松村大貴氏らにより設立(当時の社名は空)。2016年3月に TECH LAB PAAK 第3期デモデイでコロプラ賞を獲得、2016年7月に Incubate Camp 9th への参加チームに採択、2016年8月に 500 KOBE PRE-ACCELERATOR への参加チームに採択された。2016年7月にはホテル向けに、周辺ホテルなどの競合データをクローリングし、機械学習で最適な価格をリアリタイム計算する MagicPrice をβローンチした。

2018年12月には、ホテルオーナーが周辺の競合ホテルと比較して、同じ日に各ホテルがどのくらい予約され、売上があったのかを知ることができる「ホテル番付」を MagicPrice にブランド統合、ホテル以外の分野への進出を表明した。2019年11月には電通と「ダイナミックプライシング分科会」を設立し、小売業界への進出を明らかにしていた。ハルモニアは新たに設定したビジョンで経済活動へのサステナビリティ提供を掲げており、プライシングによる時間や資源のムダが最小化された経済の実現を目指すとしている。

via PR TIMES

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