韓国のAIリファラル採用サービス「Wanted(원티드)」がKOSDAQ上場——アジア5カ国で200万人超が利用

SHARE:

<ピックアップ> Korean referral recruitment platform startup Wanted Lab registers for IPO

リファラル採用サービス「Wanted(원티드)」を運営する Wantedlab(원티드랩)が11日 KOSDAQ に上場、公募価格35,000ウォン(約3,270円)だった同社の株価は取引開始後2倍になり、さらに取引初日には株価上限の30%上昇を記録した。8月20日の終値ベースで、同社の時価総額は2,638億ウォン(約246.5億円)に達した。

同社は2017年に実施したシリーズ B ラウンドで、日本のオークファン(東証:3674)、ベクトル(東証:6058)、リスクモンスター(東証:3768)からも出資を受けていた。

2015年に設立、韓国のアクセラレータ SparkLabs(스파크랩)第5期から輩出された同社は、人々が自分の人脈を活用して人材を企業に紹介し、金銭的インセンティブが得られる紹介型の採用モデルを提供。現在、1万社以上の企業が同プラットフォームを使い採用活動を行う。

AI を活用して採用・不採用データを学習し、求職者と企業の両方に成功率の高いマッチングを提案している。また、韓国、日本、シンガポール、香港、台湾で合計200万人超に及ぶビジネスプロフェッショナルのコミュニティを形成している。

同社は Wanted 以外にも、フリーランサーマッチングプラットフォーム「Wanted Gigs」、学習・キャリア開発のための動画サービス「Wanted+」、動画面接コラボレーションツール「RoundUp」を提供。同社は最近、韓国企業の給料や雇用情報のデータベース「KreditJob」、B2B 従業員管理ソリューション「CommonSpace」を買収している。

via KoreaTechDesk

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する