完全栄養食を開発・提供するBASE FOOD、「THE FUND」から10億円を調達

SHARE:
Image credit: Base Food

パン・パスタ・クッキーの形態で完全栄養食を提供する BASE FOOD は24日、グロースキャピタル「THE FUND(シニフィアンとみずほキャピタルが運営)」から10億円を調達したと発表した。これは同社にとって、2017年10月に実施したシードラウンド(1億円を調達)、2019年5月に実施したシリーズ A ラウンド(4億円を調達)に続くものだ。

また、今回の調達とあわせて、三菱 UFJ 銀行、商工組合中央金庫、りそな銀行、三井住友銀行から総額10億円のデットファイナンス枠を獲得したことも明らかにした。さらに、1月17日付で、「フードテック革命(日経BP社)」の著者で、シグマクシス 常務執行役員で、スマートキッチン・サミット・ジャパン主催者の田中宏隆氏が社外取締役に就任したことも明らかにした。

ベースフードは2016年4月、以前は DeNA で自動運転事業などに関わっていた橋本舜氏らを中心に設立されたフードテック・スタートアップ。全粒粉、大豆、チアシードなど10種類以上の原材料を使用しながら、栄養バランスとおいしさを独自の配合と製法により、たんぱく質や食物繊維、26種類のビタミン・ミネラルなど1日に必要な33種類の栄養素を1食でとれる完全栄養食を開発した。

現在では、サブスク D2C やコンビニエンスストアなどで、完全栄養パスタ「BASE PASTA」、完全栄養パン「BASE BREAD」、完全栄養クッキー「BASE Cookies」を販売。2021年11月末時点で、シリーズ累計販売食数1,500万食を突破し、2022年2月の月間定期購入者数は10万人を突破した。

同社では調達した資金を使って、既存商品のアップデートならびに新商品開発の加速、それに伴う人材の採用を強化するとしている。

via PR TIMES

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する