
点群データの「自動モデリングツール」および 3D データや 2D の CAD図面の「クラウド型共有・可視化ツール」を開発する DataLabs は16日、シードラウンドで1.3億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、東京大学協創プラットフォーム開発(東大 IPC)と DEEPCORE。
同社は2020年7月に設立。建設業界においては、労働人口の不足や生産性向上のため、3D データをはじめとする ICT 技術の導入に対するニーズが高まりを見せているが、3D データの作成・利活用には高額なツールと高い専門性が求められ、社会実装のハードルとなっている。

DataLabs では、点群データの自動三次元モデリングや、熱流体や気流、構造解析等の各種シミュレーション機能を提供できる SaaS を開発、UI/UX を充実させデジタルツイン実現のハードルを極限まで低減する。2月末に点群三次元モデル可視化・共有ツール「Linked Viewer」、3月末に点群データの自動モデリングツール「Modely(モデリー)」をそれぞれ SaaS 形式で提供開始予定。既存建造物の改築をシミュレーションする建設会社などへの需要を見込む。
DataLabs は昨年9月、東京大学人工物工学研究センターとデジタルツイン実装に向けた点群データの自動モデリング技術の共同開発に合意した。10月には東大 IPC の支援プログラム「1st Round」に採択され、ソニーグループと京セラが主催したスタートアップコンテスト「Startup Switch 2021」でグランプリと LIXIL 賞を受賞した。また、11月には、パナソニックエッレクトリックワークスのスタートアップ支援プログラム「Panasonic Accelerator by Electric Works Company」に採択された。
via PR TIMES
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