企業向け社員オンライン健康管理「Carely」運営のiCARE、シリーズEで19億円を調達——累計調達額は43.8億円に

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「Carely」
Image credit: iCARE

健康管理システム「Carely」を開発・運営する iCARE は、シリーズ E ラウンドで19億円を調達したと発表した。このラウンドはインキュベイトファンドがリードし、グローバル・ブレイン、Salesforce Ventures、三井住友海上キャピタルが参加した。なお、調達額にはデットファイナンスが含まれる。今回ラウンドを受けて、iCARE の累積調達額は43.8億円に達した。

これは iCARE にとって、2020年12月に実施したシリーズ D ラウンドに続くものだ。今回参加の投資家はいずれも既存投資家であり、フォローオンでの出資参加となる。

iCARE は2011年6月、内科医や産業医としての経験を持つ山田洋太氏(現、代表取締役)らにより創業。2013年に同サービスの前身となる健康管理システム「Catchball」をローンチ、その後、2016年3月に「Carely」をローンチし、インキュベイトファンドをから1億円を調達した

同社が提供するCarelyは企業従業員の健康管理を担う「オンライン保健室」を標ぼうするサービス。健康状態に不安のある従業員はチャットを通じて医師や看護師、保健師の免許を持つiCAREのメディカルスタッフに相談することができる。企業で受診した健康診断の情報やストレスチェックなどのデータはオンライン上に登録され、産業医や本人が面談時に確認することができる。

同社は2022年1月時点で、Carely の契約企業数が400社、アカウント数が20万 ID に達したことも明らかにしている。年平均成長率は97%に達し、特に直近数年の成長は著しい。同社では、2020年9月に開始した健康ビッグデータ活用のコンサルティングが評価を高め、社員1万名を超える大企業への導入が進んだことがアカウント数の急進に寄与したとしている。

via PR TIMES

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