不動産DeFi「CitaDAO」、2回目のIROで60万米ドル超の調達に成功——シンガポールの不動産をトークン化へ

SHARE:

Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから


不動産取引のための分散型金融プラットフォーム「CitaDAO」は、2番目のReal Estate On-Chain の IRO プロジェクト(IRO=Introduction of Real Estate On-chain、不動産がオンチェーンに導入されること)で617,647米ドルを調達し、ソフトキャップ(最低募集額)を達成した。このプロジェクトでは、シンガポールにある不動産資産をトークン化することができる。

Image credit: CitaDAO

CitaDAO は、イギリスのカーディフにある不動産をトークン化を試みたが、ソフトキャップ目標である1,170万米ドルの69%しか調達できず、最初の試みは失敗に終わったため、この IRO はCitaDAOにとって最初の成功プロジェクトとなる。

CitaDAO は、既存の不動産エコシステムにおける限られたアクセスと流動性の問題を解決することを目的としている。IRO を利用することで、参加者は現実世界の不動産賃貸から発生する収入を仮想通貨で得ることができる。さらに、同社は流動性プールを持ち、ユーザは同社の Real Estate Token(RET)とステーブルコインの USDC を取引できる。

シンガポール IRO の成功を受けて、同社は、RET がミンティングされ、請求できるようになる前に法的な取引が必要になると述べている。CitaDAO のチームによると、今後数カ月で IRO に上場する物件のパイプラインをすでに持っているという。今後、同社は DeFi 分野におけるプロトコルとのパートナーシップや統合をさらに進めていく予定だ。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する