香港のコリビングスタートアップDash Living、日本市場に進出へ

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香港の賃貸ソリューションプロバイダ Dash Living は、東京の不動産管理会社 intheHood Hospitality を買収した。Dash Living は日本市場への進出を検討している。買収に関する財務的な詳細は明らかにされていない。

共有スペースと占有スペースで構成される Dash Living の物件。
Photo credit Dash Living

株式交換による M&A の一環として、Dash Living は東京で100戸以上のコリビング(共同生活)スペースを運営することになる。買収後、同社はアジア太平洋地域で合計1,800戸以上を保有することになる。

この契約は、2022年7月までに完了する予定だ。その間、intheHood は Dash Living との合併に向けた移行フェーズに入る予定だ。Dash Living チーフグロースオフィサーの Wesley Wen 氏と intheHood 共同創業者の Joel Yu 氏が、この取り組みを主導する。

Dash Living は、香港、シンガポール、東京、シドニーで賃貸ソリューションを提供するプラットフォームで、最短1ヶ月からの滞在が可能で、入居者にはジムやダイニング、割引ショッピングオプションなどのサービスを提供する。また、ヨガ、ベーカリー、フィットネスなどのアクティビティにおいて、現地のパートナーとのコラボレーションによる定期的なイベントへの参加も可能だ。

IntheHood は東京でホテルと家具付きアパートを運営し、住宅用不動産を代替宿泊施設に転換している。Dash Living CEO の Aaron Lee 氏は、両社には強い相乗効果があり、不動産に対する同様のアセットライト(資産をあまり持たない)アプローチがあると述べている。

Dash Living は、アジア太平洋地域における顧客の需要は引き続き強くと見ている。2021年にはパンデミックにもかかわらず、同社のコリビングスペースは平均90%の稼働率を記録した。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

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