テラドローン、サウジアラムコのVCであるWa’edから18.5億円を調達——累計調達額は126.6億円に

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Image credit: Terra Drone

ドローンの開発や各種ソリューションを提供するテラドローンは25日、 世界時価総額2位でサウジアラビアの国有石油会社  Saudi Aramco(サウジ証取:2222)のVC である Wa‘ed から18.5億円を資金調達した。テラドローンにとって、2022年3月に発表したシリーズ B ラウンドに続くものだ。今回の調達を受けて、累計調達額は126.6億円に達した。

テラドローンではまた、中東における次期産業の振興、グローバル市場における展開を加速するため、サウジアラビアにドローン事業を展開する子会社 Terra Drone Arabia を設立すると発表した。

今回の調達の背景には、2016年にサウジアラビア政府が掲げた経済改革計画「サウジビジョン2030」がある。石油依存型経済の脱却と雇用創出による持続可能な経済を実現するため、サウジアラビアは次期経済成長の柱として期待するドローン産業の振興に取り組んでいる。

テラドローンでは、サウジアラビアや東南アジア等のイスラム圏の実績、グループ企業 Unifly のプラットフォームがサウジアラビア政府によってスマートシティプロジェクト「NEOM」に採択されている点などを評価されて投資に至ったと説明している。

テラドローンは、今回調達した資金を使用して子会社の設立、「空の運航管理プラットフォーム」の開発、各事業成長に向けた投資を行うとしている。

via PR TIMES

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