ジェネレーティブ(生成系)AIスタートアップを「毎月」支援ーーMonthly Pitch Accelerator/Microsoft、AWS、Googleなど参加

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スタートアップ投資・支援を手がけるサイバーエージェント・キャピタルは5月24日、ジェネレーティブ(生成系)AI分野のスタートアップ企業を対象にした起業支援プログラム「Monthly Pitch Accelerator : Generative AI」を開始すると発表した。これは創業期の起業家向けピッチイベント「Monthly Pitch」の一部として実施されるアクセラレーションプログラム。

昨年11月に公開されたChatGPTによる全世界的な動きは今年3月に公開されたAPIによってさらに加速度を増しており、先日開催されたG7サミットではその利用にあたってのガイドラインを議論する「AI広島プロセス」が立ち上げられるなど、テクノロジーによる新たな変革の機会が訪れている。サイバーエージェント・キャピタルではこの急激な変化に追いつき、世界をリードするためには強力な支援のエコシステムが必要であるとプログラム立ち上げの背景を記載している。

プログラムでは毎月1日に募集が締め切られ、その後に採択企業の発表を経たのち、1カ月のメンタリング期間を通じて毎月第2週水曜日に開催されるMonthly Pitchの壇上でDemoDayが開催されることになる。

参考記事:ChatGPTで財務分析、アフリカの水問題解決ーーシード9社が登壇したMonthlyPitch、登壇企業の累計調達額は1,000億円に

初回の日程は7月12日。参加の条件はシードからシリーズAラウンドの生成系AIに関心がある起業家・スタートアップで、参加費は無料。採択されたスタートアップには参加する企業から技術的な知識やリソースが提供されるほか、起業家・投資家からのメンタリング、MonthlyPitchに参加する投資家たちとのネットワーキングを通じて資金調達の機会が提供される。なお、法人登記の有無は問わず、また、主催となるサイバーエージェント・キャピタルの出資を受け入れるなどの制約もない。

国内ベンチャーキャピタルにおけるジェネレーティブAI関連の支援はインキュベイトファンドの支援プログラムANOBAKAの特化型ファンドなどがあり、動きが加速している。

via PR TIMES

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