音楽 NFT プラットフォーム「Fansi（龍獨斑）」は今週、100万米ドルを資金調達したと発表した。

100万米ドルを調達した Fansi の次のステップは、クリエイターや他の Web3 プロジェクトと提携することで国際市場に進出することだ。

Fansi はまた、プラットフォーム上での NFT の流通と購入において、より多くのブロックチェーンと通貨をサポートする予定だ。アジア初の音楽プレーヤー NFT「MetaBoom」のプロジェクトオーナーとして、Fansi はまた、完全かつ大規模な Web3 音楽エコシステムを構築するため、バーチャルアイドルプロジェクト「Meet48」など、他の Web3 音楽またはエンターテインメントプラットフォームと協力する予定だ。

シードラウンドでの資金調達に加え、Fansi は独自のトークンエコノミーモデル「Listen to Earn」のためのトークン私募プログラムの開始も発表した。

このプログラムは、Fansi の認知を広め、将来的に協力する可能性のある戦略的機関投資家を募集することを目的としている。第1回ラウンドでは、有力なトークン投資家として、ブロックチェーンメディアをリードする「BlockBeats（律動）」が参加した。

投資家の顔ぶれ

今回の資金調達には、レコードレーベル「B’in Music（相信音楽）」の創業者で会長兼 CEO の Chen Yongzhi（陳永志）氏をはじめ、多くの著名な投資家が参加している。

また、台湾政府と多くのファンドで提携しているベテラン投資会社 Darwin Ventures（達盈創投）、Pegatron Group（和碩集団）傘下の Pegatron Venture Capital（和鼎創投）、アーリーステージ投資を専門とする Headwater Capital （水源資本）や CCDM Capital（深擊資本）などの機関投資家もこのラウンドに参加した。

エンジェル投資家には、ポッドキャストプラットフォーム「SoundOn」創業者の Likai Gu（顧立楷）氏や、Parking Lot App（停車大聲公）創業者の Ronald Yu（余致緯）氏がいる。さらに、台湾最大のエンジェル組織「AVA Angels（AVA 天使）」も出資に参加し、中国の有名旅行プラットフォーム「Qunar（去哪兒）」創業メンバーの Tang Xuejun（湯雪君）氏や、元 Yiding Ventures（益鼎創投）の投資マネージャー Wu Weichen（呉威辰）氏が名を連ねている。

Fansi の創業者 TK Chen（陳泰谷）氏は、WEB3+の取材に対し、次のように語った。

市場の状態が悪くで資金調達は難しいが、現実的な方法で一つ一つ物事を進めている。誇大広告的なプロジェクトが注目されがちだが、一生懸命やっていれば、きっと理解してくれる人に出会えると信じている。

Web3 音楽エコシステムの構築を目指す

Fansi の使命は、音楽業界にとって価値のある、取引可能な、流動的でオープンなプラットフォームを提供し、すべての関係者が Win-Win の状況を実現することだ。

音楽 NFT プラットフォームに加え、Fansi はアジア初の音楽プレーヤー NFT 「MetaBoom」を立ち上げた。これは概念的には Web3版 Spotify のようなもので、「Listen to Earn」トークンエコノミーモデルを連携しており、楽曲リストを作成して音楽を聴いた人にトークンで報酬を与えることができる。

MetaBoom NFT の保有者（MetaDJ）は、プラットフォーム上で DJ のように振る舞い、2つのソースから独自の楽曲リストを作成する権利を持っている。1つ目はトークンで Fansi Music の NFT を購入すること、2つ目は MetaBoom がサポートするブロックチェーン音楽 NFT へのリンクを投稿することだ。

リスナーは他のユーザの音楽を再生することで報酬を得ることができ、気に入った曲が見つかれば、Fansi プラットフォームで NFT を購入することで、独自のトークンエコノミーモデルを構築し、双方向のサイクルを生み出すことができる。

Fansi は今年上半期、製品の機能改善に注力し、より使いやすい環境とトークン流通メカニズムを提供し、完璧な消費者体験を生み出す方法を考えている。

【via Meet Global by Business Next（数位時代） 】 @meet_startup

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