コンサル大手ベイン、ベンチャービルダーRainmakingのアジア太平洋部門を買収

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グローバルコンサルティング大手 Bain & Company は、デンマークに本社を置くベンチャービルダー Rainmaking のアジア太平洋部門(APAC)を買収すると発表した。買収額は非開示。

デンマーク・コペンハーゲンにある Rainmaking 本部での一コマ
Image credit: Rainmaking

声明によると、この買収は2023年7月末までに完了する予定。

この買収により、Bain は、創業者がシードからスケールするのを支援するために同社が2022年にローンチした「Next」と呼ばれる事業構築サービスを強化したいと考えている。一方、Rainmaking はシンガポール、日本、韓国を拠点に50人の従業員を抱えている。

買収後も Rainmaking APAC はブランドを維持し、Bain の既存のエコシステムの中で独立して活動する。

Rainmaking APAC のパートナー Samual Hall 氏は、アジア太平洋地域にはベンチャースタジオに対する強い需要があると指摘し、Tech in Asia に次のように語った。

アセットクラスとしてのベンチャースタジオは、アジア太平洋地域で今後も急成長すると予想しており、我々は新しいスタジオの開設をリードしていくつもりだ。

Bain と Rainmaking APAC はともに、シンガポールの「Corporate Venture Launchpad 2.0」に参加している。このプログラムは、企業がシンガポールから新しいベンチャーを立ち上げるのを支援することを目的としており、シンガポール経済開発庁(EDB)から2,000万シンガポールドル(約21.1億円)が投じられている。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

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