縦型動画に特化し企業やクリエイターの課題を解決するOASIZ/KDDI ∞ Labo9月全体会レポ

江藤優さん

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

OASIZはZ世代のメンバーを中心に縦型動画に特化した事業を展開するスタートアップです。CEOの江藤優さんは、TikTokを運営するByteDanceでクリエイターのマネジメントを手掛けており、そこで出会ったSNS総フォロワー約200万人のRyuTricksさんとOASIZを起業しました。OASIZのビジョンは、クリエイターの社会価値を高めることです。そのためには企業とクリエイターの在り方を変える必要があるといいます。

クリエイターの悩みは大きく分けて4つあります。資金、キャリア、信用、情報です。たとえば、資金面では固定給がないことや信用面では実績を作りにくいこと、情報面では知識不足により搾取されてしまうことなどの課題があります。

これらの課題を解決するのが「OASIZ Community」です。「OASIZ Community」は高単価案件やクリエイターと大企業が連携する際のプロジェクトサポート、地方自治体とのコラボ推進、ビジネスリテラシー向上のための勉強会などのサービスを提供しています。最終的な目標は、クリエイターをプラットフォームに依存することなく、マネタイズできる状態にすることです。

OASIZはコミュニティ以外にもクリエイティブ事業「OASIZ Creative」を展開しています。「OASIZ Creative」では、TikTokのアカウント運用やインフルエンサーマーケティング、広告制作など、縦型動画に特化したサービスを提供しています。

企業の認知向上や商品プロモーション、IPの強化などをトレンドの縦型動画を用いてサポートする。縦型動画をプロダクトの強みを最大化する最高のツールにしていきたい。(江藤さん)

OASIZの強みは縦型動画SNSのアルゴリズムに関する知見が豊富なことや、実績のあるトップクリエイターが多数在籍していることです。主な実績としては、サッカー日本代表の公式TikTokアカウントの運用が挙げられます。同アカウントは運用開始5ヶ月でスポーツ系アカウントのフォロワー数で日本一になり、1年で総再生回数が約2.5億回に達しました。

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