
本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」に掲載された記事からの転載
CinemaLeapは、ストーリーテリングを強みに、世界に挑戦するXRコンテンツプロダクションです。XR映画に特化して製作や配給、XR映画祭の運営などを手掛けています。メンバーは多国籍で、映画業界での経験が豊富なプロデューサーや、世界の芸術祭で受賞歴のあるクリエイターが揃っています。
XR映画の特徴は、VRやMRのゴーグルを活用して映像の世界に入り込み、キャラクターと双方向で交流したり、物語の世界を探索したりできることです。また、XR技術にAIやゲーム要素などが掛け合わせられており、今までにない新しいストーリー体験が可能です。世界最高峰のベネチア国際映画祭には、XR技術を用いた作品が年間1000作品ほど寄せられているそうです。
世界のXR映画市場は着実に成長を遂げています。具体的にはXRコンテンツを製作するプロダクションやXR映画の配給会社、XR映画祭やXR映画の配信プラットフォームを運営する事業会社などが、資金調達を実施しながら拡大している状況です。またXR映画の成功事例として、宇宙をテーマにしたVRドキュメンタリー作品「Spheres」の版権が、100万ドル以上で落札され話題になったことが挙げられます。

Image credit: CinemaLeap, Psychic VR Lab
また、CinemaLeapは、XR映画製作や海外映画祭へのグローバルな作品配給、またXR技術の強みを生かした企業や自治体向けのコンテンツ製作も手掛けています。CinemaLeapの強みは、日本を代表するXR国際映画祭「Beyond the Frame Festival」を主催していることです。これによりXRクリエイターとの豊富なネットワーク構築や作品のグローバル展開が可能となります。
観光地のプロモーションや、トレンドになっている大規模なロケーションを活用したXR体験の創出などにも取り組んでいきたい。(大橋さん)
実績として、製作した7作品のXR映画のうち6作品が世界三大映画祭にノミネートされていたり、KDDIやソニーを含む大手企業からの引き合いが増加したりしているそうです。
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