ディープテック投資のBNV、最大250億円規模の3号ファンドを組成

SHARE:
Image credit: Beyond Next Ventures

<12日13日更新> 訂正線部、赤字部を訂正。

ディープテック系スタートアップ出資に特化したファンドを運営する Beyond Next Ventures(BNV)は11日、3号ファンドを組成したことを明らかにした。ファンドは最終クローズを迎えていないが、最大で200〜250億円規模を目指す。LP には、中小企業基盤整備機構、三菱 UFJ 銀行、第一生命保険、東京センチュリー(東証:8439)、SMBC 日興証券、三菱 UFJ 信託銀行、FFG ベンチャービジネスパートナーズ、八神製作所が名を連ねた。

BNV は2014年8月、ジャフコグループ(東証:8595)で Spiber やサイバーダイン(東証:7779)をはじめとする大学発技術シーズ(ディープテック)の事業化支援・投資活動に従事していた伊藤毅氏らにより設立。以降、2015年2月に1号ファンドを組成し約55億円でクローズ、2020年12月には2号ファンドを165億円でクローズした。3号ファンドの規模は最終的に確定していないが250億円に達した場合、AUM(運用資産残高)は最大で約470億円規模に達することになる。

3号ファンドは、同社の従来のファンドと比べチケットサイズ1社へ投資額を約3倍に引き上げ(最大20億円)、運用期間を従前より1年長い最大11年に設定したという(LP の同意によりさらに最大3年の延長が可能)。20~25社程度への投資を目標とする。また、経営人材が不足しがちなディープテックスタートアップに対し、BNV が持つ3,000名規模の人材プールの中から経営者をマッチングさせ、事業化やスケールを支援し、バンガロール(ベンガルール)の子会社を通じたインド進出支援の強化、インパクト投資も始める

BNV は1号ファンド、2号ファンドを通じて、医療・ヘルスケア、アグリ・フードなどの領域における日本とインドのディープテックスタートアップを中心に約80社に投資を実行してきた。イグジットしたスタートアップには、IPO が2件(サスメド、QD レーザ)、M&A が5件(Repertoire Genesis、Bolt Medical など)ある。ファンドのほか、ライフサイエンス・技術シーズ特化のアクセラレーションプログラム「BRAVE」、東京・日本橋でシェア型のウェットラボ「Beyond BioLAB TOKYO」を運営している。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する