「ecforce」運営のSUPER STUDIO、シリーズB延長で14億円を調達——コマースのオンライン/オフライン統合推進

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東京・渋谷「RAYARD MIYASHITA PARK」内に開設されたリアル店舗「THE [ ] STORE」
Image credit: Super Studio
EC・D2C 支援の SUPER STUDIO は17日、14億円を資金調達したと発表した。ラウンドステージは、シリーズ B のエクステンションラウンド。31VENTURES(三井不動産およびグローバル・ブレインによる運営)、あおぞら企業投資、QR インベストメント(北国フィナンシャルホールディングスの投資子会社)が参加した。31VENTURESは、前回ラウンドに続くフォローオン。

これは、SUPER STUDIO にとって、2021年6月に実施した18億円の調達(シリーズ B ラウンドと推定)、2022年6月に実施した44億円の調達(シリーズ B ラウンドのエクステンションラウンドと推定)に続くもの。31VENTURESは、前回ラウンドに続くフォローオンでの参加。SUPER STUDIO の累積調達額は、エクイティ分だけで約84億円に達した。

SUPER STUDIO は2014年、関西大学出身のメンバー数名により共同創業、2017年にEC基幹システム「ecforce(イーシーフォース)」をリリースした。以来、システムの提供や D2C 事業運営支援を通して、これまで多くの EC・D2C メーカーの事業を支援してきた。今回の調達を受け、同社ではオンライン(EC)とオフライン(店頭販売)を統合的に扱えるプラットフォーム開発を目指す。

SUPER STUDIO は今年7月、前回ラウンドに参加した 31VENTURES 運営元の三井不動産(東証:8801)と協業し、三井不動産が東京・渋谷で運営する「RAYARD MIYASHITA PARK」内にリアル店舗「THE [ ] STORE」を開設した。この店舗では、ecforce を利用する EC 事業者らがリアル店舗に出店し、顧客に OMO(Online Merges with Offline)体験を提供することができる。

SUPER STUDIO では、今回発表されたコマースのオンライン/オフライン統合を支援する環境の一つとして、顧客データを資産化し、オンライン/オフライン間の相互送客のための CRM 機能を提供できる予約システム「ecforce check」をローンチした。また、2024年上旬のローンチを目指して、BI ツール「ecforce bi」を開発中であることも明らかにした。

via PR TIMES, PR TIMES

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