インクルージョン・ジャパン、ESG特化の2号ファンドを66億円でファイナルクローズ

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インクルージョン・ジャパンが8月に開催した「ファンドの集い」。100名を超えるスタートアップ、VC、大手企業関係者が参加。
Image credit: Inclusion Japan

インクルージョン・ジャパンは13日、2号ファンドを66億円の調達でファイナルクローズしたことを明らかにした。このファンドは、脱炭素を中心にした ESG 分野で急速に成長するスタートアップに資金を提供し、持続可能な未来への貢献を目指すとしている。2号ファンドの LP は、三菱 UFJ 銀行、三菱 UFJ 信託銀行、東京ガス(東証:9531)、関西電力(東証:9503)、ブレインパッド(東証:3655)、福岡地所、DBJ キャピタル、ニッセイ・キャピタルなど。2号ファンドは2020年に組成を開始し、当初、100億円規模を目標に掲げていた。

インクルージョン・ジャパンは2011年11月に、事業会社でのマーケティング・事業開発、経済産業省で新産業創出に携わっていたメンバーらにより設立。1号ファンド(3.1億円規模)は、インキュベイトファンド3号ファンドからの FoF(ファンド・オブ・ファンズ)形式での出資を中心に、2014年12月に組成された。インクルージョン・ジャパン投資先からのこれまでのイグジットには、2021年3月に IPO したココナラ(東証:4176)、2023年4月に IPO した ispace(東証:9348)などがある。

2号ファンドからもすでに出資が実行されており、代表的な投資先には、CO₂ 排出量算出・可視化クラウドサービス「zeroboard(ゼロボード)」を開発・提供するゼロボードがある。インクルージョン・ジャパンは、ゼロボードのプレシリーズ A ラウンドシリーズ A ラウンドに参加していた。また、インクルージョン・ジャパンは、2021年から三菱 UFJ 銀行と共同で、大企業と ESG スタートアップを結びつけることを意図した、ESG アクセラレータを運営している。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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