スマホのLiDARセンサーを活用、ミリ単位で計測可能な3Dスキャンアプリ「Scanat」運営が1.2億円を調達

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ミリ単位で計測可能な3D スキャンアプリ「Scanat」を開発・提供する nat は11日、直近ラウンドで約1.2億円を調達したと発表した。ラウンドステージは不明。このラウンドに参加したのは、ユナイテッド(東証:2497)、ANOBAKA、日揮ホールディングス(東証:1963)および JGC MIRAI Innovation Fund(日揮とグローバル・ブレインが運営)、CoLife、フルタイムシステム、FLAG-41、德本昌大氏ほか個人投資家。

これは nat にとって、2022年4月に発表した前回ラウンド(ラウンドステージ不明、約8,000万円を調達)に続くものだ。ユナイテッドと ANOBAKA は前回ラウンドに続くフォローオンでの参加。今回ラウンドに参加した投資家のうち、CoLife およびフルタイムシステムとは、それぞれ住宅事業領域の事業開発で業務提携したことを8月に明らかにしていた。

Scanat は、日本の住宅関連産業をサポートするアプリだ。iPhone Pro や iPad Pro に搭載された LiDAR センサーを活用し、空間記録業務の効率化や業務の標準化、人手不足の解消に大きな効果がある。Scanat を活用することで、今までの空間記録に伴う作業を一人で完結できるのみならず、若手の採用や SDGs の達成などの経営目標にも貢献することが可能だ。

Scanat のサービスリリースから1年8ヶ月が経過した2023年9月現在、中小工務店、ゼネコン、大手建材メーカーまで累計300社以上に導入が進んだ。Scanat は住宅リフォームのみならず、さまざまな場所での工事やインフラ・ビルメンテナンスなどで活用されている。nat では今回調達した資金を使い、Scanat の販売体制とプロダクトの強化、投資家各社とのプロジェクト遂行を積極化するとしている。

via PR TIMES

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