データ統一クラウド「Srush」、4億円をシリーズA調達——LLMを⽤いた分析⾃動化などプロダクト開発強化

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Image credit: Srush

データ統⼀クラウド「Srush」を提供する Srush は22日、シリーズ A ラウンドで4億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、ジャフコグループ(東証:8595)、DEEPCORE、ニッセイ・キャピタル、マネーフォワードベンチャーパートナーズ(HIRAC FUND)。Srush にとって、2022年7月のプレシリーズ A ラウンドに続くものだ。累積調達額は6.6億円に達した。

既存のデータ分析のためのツールが、プログラミニングスキルを持ったデータエンジニアが使うことを前提に設計されていて、データの ETL(抽出・変換・書き出し)、データウェアハウス、BI ツールは全て異なるツールであるため、それらを連携させて使うためのスキルと手間が必要になる。Srush では、これらを一貫して一つのツールで完結できる環境を提供する。

Srush はデータ基盤とBIの機能がオールインワンで、データ分析に関わる業務やプロセスを全てノーコードで実現可能な点が特徴だ。Snowflake、AWS、QuickSight、OpenAI などに対応したアーキテクチャが組み込まれており、導⼊初⽇から利用が可能で、データ抽出→データ蓄積→データ集計→グラフ化→ AI が誰でも簡単に使えるようになっている。

Srush はデータ活用人材が顕著に不足している地方企業への導入が進んでおり、全体の半数以上を占めるという。今回調達した資金は、パートナー販売の拡⼤、国産ソフトやレガシーシステムとの連携拡充、iPaaS によるデータ共有の⾃動化や LLM(大規模言語モデル)を⽤いた分析⾃動化などのプロダクト開発の強化に用いられる。

via PR TIMES

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