左右別サイズ・片足シューズの購買サービス展開、ミズノ発スタートアップのDIFF.が2,000万円を調達

SHARE:
Image credit: Diff

シューズ片足購買サービス「DIFF.」の運営を行うDIFF.は30日、直近のラウンドで2,000万円を調達したと発表した。このラウンドにはライトアップベンチャーズ、出向起業スピンアウトキャピタルが参加した。これは同社にとって、2023年5月に実施した調達に続くものだ。

DIFF. は、足のサイズに左右差のある人々へ向けたシューズ片足購買サービスを提供する。シューズメーカーと連携して仕入れを行い、市販のシューズを左右別のサイズ、または片足のみでの購入を可能にする。これにより、オーダーメイドシューズと比べて安価で短納期、かつ自分の足に合ったシューズを手軽に購入できる仕組みを提供している。

創業者の清水雄一氏は、自身の学生時代の経験からこのサービスを考案したという。彼はサッカーをしていた際、0.5センチの左右差がある足により、靴の圧迫で爪が内出血するなどの問題に直面した。ミズノに入社後、開発部門で働く中で、足のサイズに左右差を持つ人が意外に多く、これが怪我や不調の原因になっていることを知り、この問題を解決するために起業した。

DIFF. の調査によると、医療従事者の74%が、サイズが合わない靴による健康への悪影響を懸念しているそうだ。同社は、これに対応するため、新たなランニングシューズモデルの取り扱いを開始し、左右別サイズのシューズの試し履きイベントや足形計測会、AI技術を用いた新機能の開発などを実施してきた。

DIFF. は今後の事業展開として、サッカーシューズの取り扱いを開始し、誰でも簡単に左右別サイズ/片足での購入が可能なECサイトの構築を計画している。また、2024年9月までに月400足の販売を目標としており、さまざまなステークホルダーを巻き込む取り組みを推進していく。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する