韓国のAI半導体設計開発Rebellions、1.2億米ドルをシリーズB調達——DGDVが参加、日本での市場展開加速

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Image credit: Rebellions

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韓国を拠点とする AI 半導体設計スタートアップ Rebellions(리벨리온)は30日、シリーズ B ラウンドで約1.2億米ドルを調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、KT、KDB 韓国産業銀行、IMM、Pavilion Capital、KT Cloud、Korelya Capital、DG Daiwa Ventures(DGDV)が参加した。

これは Rebellions にとって、2022年7月に明らかにしたシリーズ A ラウンドに続くものだ。KT、KDB、IMM、Pavilion Capital は以前のラウンドに続くフォローオン。今回の調達を受けて、Rebellions の累積調達額は約2.1億米ドルに達した。

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2020年9月に設立された Rebellions は、韓国で注目される AI チップに特化したファブレス企業だ。世界基準で2〜3年かかるテストチップ製作を、1年足らずにまで短縮を実現、韓国はもとより、世界の市場に向けデータセンター用 AI 半導体を開発しており、今後、韓国はもとより、日米のデータセンターへの導入拡大を図りたい考えだ。

ジェネレーティブ AI を活用したサービスの拡大が予想される中、既存の GPU(Graphics Processing Unit)では急増する計算量に対してチップの供給が追いつかない中、Rebellions は AI モデルの学習段階ではなく、エンドユーザにジェネレーティブ AI サービスを提供する推論処理に特化した NPU(Neural Processing Unit)を設計・開発している。

Rebellions は調達した資金を使って、日米国における採用・組織体制の強化、量産体制の構築、データセンターとの協業拡充、次世代チップリベル(REBEL)の研究開発、その他営業活動を強化する。DGDV は、日本での事業開発、体制整備、日本市場での多岐にわたるパートナーシップ支援を行う。

via TechCrunch

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