バイオマスのアップサイクルで化粧品や食品の原料を開発、ファーメンステーションが2.3億円を調達

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ファーメンステーションのオンラインストアで販売されている製品
Image credit: Femenstation

未利用資源(バイオマス)をアップサイクルする研究開発・事業開発を行うファーメンステーションは30日、直近のラウンドで2.3億円を調達したことを明らかにした。

このラウンドには SXキャピタル、脱炭素化支援機構、宝ホールディングス(東証:2531)、TBSイノベーション・パートナーズ、ステージアップファンド(MAKOTO Prime)、吉松徹郎氏・山田メユミ氏ら他個人投資家複数名が参加した。これは同社にとって、2021年3月に実施した調達に続くものだ。SXキャピタルは以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。

ファーメンステーションは、未利用資源を再生・循環させる社会の構築を目指すバイオものづくりスタートアップ。独自の未利用バイオマス・微生物データベースと発酵アップサイクル技術を活用し、フードロス/ウェイスト、その他未利用バイオマス由来のバイオ素材を開発・製造している。

また、オリジナルの発酵技術を用いた原料開発を主要事業とし、オーガニック化粧品やライフスタイル製品の自社ブランド事業、サステナブルな製品開発に特化したODM/OEM事業、そして食品・飲料事業者との共創事業などを展開している。

今回の資金調達により、同社は研究開発投資の拡大、共同研究開発の強化、製造力の向上、および人材採用を進めるとしている。今後、食品・飲料メーカーから出る製造副産物や規格外品などの未利用バイオマスを活用して、化粧品や食品の原料を開発・製造する事業を加速する計画だ。

via PR TIMES Summarized by ChatGPT

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