日本のコンテンツを世界に届けるノーコードAR/MR開発プラットフォーム「mARble」/KDDI ∞ Labo1月全体会レポ

MarbleXR CEO 木村沙那ダイアナ氏

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

MarbleXRは東京と福岡に拠点を置く、シードラウンドのスタートアップです。空間コンピューティング時代のノーコードAR/MR開発プラットフォーム「mARble」を運営しています。MarbleXRはビジョンとして「最先端のAR/MR技術を活用し、みんなのわくわくで世界を彩ること」を掲げています。

なぜMarbleXRがAR/MR開発プラットフォームを提供するのか。その理由は日常空間やイベント空間などのDXが加速すると考えているためです。2024年には「Apple Vision Pro」の発売も予定されており、空間DXの潮流が加速すると予想されています。

一方、空間コンピューティングデバイスに適応したサービスを提供する場合、高額な開発コストや保守運用費、付加価値をどうつけていくのかなどの課題も多い状況です。そこでMarbleXRは、ノーコードAR/MR開発プラットフォーム「mARble」の提供を開始しました。

mARbleではカメラで撮影している対象物をリアルタイムで分析し、捉えた物体や空間の形状に応じたARを自由に表示、他者との共有も可能です。さらにAIやNFTウォレット、GPS連携などの機能も搭載されています。

これまでに落合陽一氏の作品を空中に浮かべる展示や、博多マルイにおいてNFTキャラクターを各フロアに出現させるイベントなどを開催してきました。2023年度の実績としては、30件以上のメディア掲載やアクセラレーションプログラムの8回の採択などがあります。

今後はユーザー参加型のAR/MRコンテンツの開発や、AR×AIによる喋る案内キャラクター、カーボンニュートラル広告など、人が集まる空間のDXを加速させる予定です。ピッチに登壇した代表取締役の木村沙那氏は「日本発のコンテンツやおもてなしの心を海外に届けるため、世界中のユーザーがわくわくする空間を創造していきたい」と語りました。

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