習慣化アプリ「みんチャレ」運営、4.4億円をシリーズA2調達——法人向け事業で医療・ヘルスケア課題解決へ

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Image credit: A10 Lab

習慣化アプリ「みんチャレ」を開発・運営するエーテンラボは22日、シリーズAラウンドの2ndクローズで4.4億円を調達したと発表した。

このラウンドにはファストトラックイニシアティブ、みらい創造機構、鎌倉投信、住友生命保険、ミナト・フィナンシャル・パートナーズ、日本ベンチャーキャピタルが参加した。これは同社にとって、2022年2月に実施したシリーズ A ラウンドの1stクローズに続くものだ。

ファストトラックイニシアティブは以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。創業以来の明らかになっている累積調達額は9.3億円余りに達した。今回調達した資金は、法人向けビジネス部門の採用強化に充てられ、事業を通じた高齢化社会の課題解決と経済成長の両立を目指すとしている。

みんチャレは、5人1組のチームで励まし合いながら、三日坊主防止を目指す習慣化アプリだ。このアプリではダイエット、運動、学習、家事・仕事といった多様な領域で利用可能で、同じ目標を持った性別や年齢が近い5人組のチームに参加できる。目標の達成をチャットで報告し、励まし合うことで成功体験を重ね、習慣化を促進する。リリースによると、現在の累計利用者数は140万人に達したという。

また、同社は新たに2つの法人向け事業を立ち上げ、医療・ヘルスケア分野への注力も進めるとしている。

自治体向けの「みんチャレフレイル予防・デジタルデバイド解消」プログラムでは、シニア層の間でチャットを通じたコミュニケーションを促進し、ウォーキングを習慣化させることで、コロナ禍における運動不足の解消だけでなく、フレイル化の予防やデジタルデバイドの解消に貢献しているという。リリースによると、すでに3年で29の自治体に導入されているという。

企業・健康保険組合向けに展開する「みんチャレ禁煙」プログラムでは、受動喫煙防止対策として、喫煙者同士の支援と禁煙補助薬の使用により、禁煙を促進する。みんチャレ禁煙を導入した企業の禁煙成功率は平均52%に達し、これまでに1,403名がプログラムに参加したという。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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