京都発テイクアウト特化SaaS「テイクイーツ」運営、1.4億円を調達——東京オフィス設立へ

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「テイクイーツ」
Image credit: Lamp

テイクアウト予約受付・管理システム「テイクイーツ」を運営するランプは14日、直近のラウンドで1.4億円を調達したと発表した。このラウンドには DNX Ventures、AGキャピタル、90s、三井住友海上キャピタルが参加した。ラウンドステージは不明。

これは同社にとって、2022年5月に実施したプレシリーズAラウンドに続くものだ。三井住友海上キャピタルは以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の調達を受けて、ランプの累積調達額は約3.4億円に達した。

テイクイーツは、食品小売店や飲食店向けの予約受付・管理システム。このシステムを用いることで、店舗はカスタマイズ可能な注文サイトを通じて、オンラインでの注文受付を行えるようになり、店舗運営の効率化と売上向上を実現する。

主な機能は、営業時間外でも可能なスマホからの注文受付、業務の効率化による人件費削減、事前予約・決済でのトラブル防止など。さらに、注文管理、在庫管理、オプション設定、データ集計、複数店舗管理、注文一覧の印刷など、テイクアウトに特化した豊富な機能を提供している。

アフターコロナの新しい生活様式の中で、自宅で食品を楽しむ機会が増える中、飲食店では店舗の混雑や電話予約の必要性などの課題が生じた。テイクイーツでは、これらの課題を解決するとともに、デジタル化による業務の効率化や人手不足の解消を目指している。現在、全国1,500店舗以上で導入され、累計注文回数は20万件を超えているという。

今回の資金調達により、ランプはテイクイーツの機能拡張と販売促進、さらに組織の拡大に力を入れる計画であるという。また、京都に本社を置きながらも、DNX Venturesと日鉄興和不動産が運営する「SPROUND」に新たな営業拠点を設立し、東京での人員拡大も目指す。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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