エチオピアで電動モビリティ事業展開、Dodaiが300万米ドルを調達——武蔵精密工業、ニッセイ・キャピタル、ICJから

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Image credit: Dodai Group

アフリカでの電動モビリティ普及に取り組む Dodai Group は13日、直近のラウンドで300万米ドル(約4.5億円)を調達したと発表した。ラウンドステージは不明。このラウンドには武蔵精密工業(東証:7220)、ニッセイ・キャピタル、インクルージョン・ジャパン(ICJ)が参加した。

これは同社にとって、2023年6月に実施した調達に続くものだ。インクルージョン・ジャパンは以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。

Dodai は、2021年に創業したアメリカ・デラウェア州に本社を置くスタートアップ。エチオピアを主要な拠点としてアフリカ全土で電動モビリティ事業を展開することを目指している。代表の佐々木裕馬氏は、Uber Japan の営業本部長および電動キックボードの Luup 副社長を務めた経験を持つ。

同社の提供する電動二輪バイクは、エチオピアで唯一のリチウムバッテリー搭載モデルだ。従来のバッテリーより約4倍長い寿命により、一般的なバイクが60〜70kmの走行が通常の範囲なのに対し、120〜150kmという長距離走行を可能にする。さらに、競合他社が売り切りを基本とする中、Dodai は販売後も無料メンテナンスやスペアパーツの常備を行い、製品の継続的な使用を支援する。

また、エチオピアのマイクロファイナンス機関 VisionFund との業務提携により、購入資金のない個人でもローンを通じて Dodai の電動モビリティを購入できるようにした。今回調達した資金は、主にモビリティの仕入れ等に充てられ、今年中に5000台の電動モビリティ販売を目指して取り組みを進めるとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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