決済データでEarnできるウォレット「SyFu(サイフ)」、国内特許を取得——iOS版に続き、Android版もαリリース

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「SyFu」
Image credit: Ginkan

GameFi web3ウォレット「SyFu(サイフ)」を開発・提供する GINKAN は1日、実世界の決済データと活動情報をデジタル資産と統合する技術に関する特許(出願番号:特願2022-094598、特許番号:第7398145号)を日本国内で取得したと発表した。出願日は2022年6月10日となっており、同社が2023年2月にライブドア親会社のミンカブ・ジ・インフォノイド(東証:4436)に以前の事業であるグルメ SNS「シンクロライフ」を事業譲渡する前から、現在の SyFu につながるアイデアを深耕していたことが窺い知れる。

SyFu は GINKAN が昨年ローンチしたアプリ。「アセットをたくさん持っているよりも、キャッシュフローをたくさん生み出した人こそ、世の中への貢献が高いとして評価されるべき」という思想に則り、どれだけ消費しているかを可視化・証明し、評価することを意図している。日常の実際の購買活動・消費活動と決済データを結びつけることができ、ゲーミフィケーションの要素とからみあい、消費のボリュームに応じて NFT が溜まったり、育ったりする。

Image credit: Ginkan

今回の特許は、ブロックチェーン外での決済データやその他の活動情報に基づいて、NFT の情報を動的に更新する技術に関するもの。ユーザの決済行動やチェックインなどの活動が、直接 NFT のステータスやランク、関連するデジタルアセットの価値に影響を与えるシステムが提案されている。同社ではこの特許の応用範囲は GameFi アプリケーションにおける NFT の育成から、WEB3ロイヤルティプログラムの情報更新、NFT に基づく暗号資産の還元までを含むとしている。この特許は、国際特許出願もされている。

GINKAN では今週、これまでにテストα版を公開している iOS 版に加え、Android 版のアプリを公開した。テストα版は、招待制の Discord コミュニティ内のメンバーに限定してクローズド公開され、参加者はデモ決済データを使用して日常の消費活動を通じてどのように経済貢献を証明できるかを体験できる。MANEKINEKO NFT(デモ版)を購入後、リアル店舗でチェックイン後に商品やサービスを購入すると「デジタル鞠」を獲得できる。後日、決済データが SyFu に取り込まれると、デジタル資産を獲得できる。

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