地域医療の連携管理SaaS「foro CRM」を展開、メダップが3.8億円をプレシリーズB調達——累積調達額は12.3億円に

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「foro CRM」
Image credit: Medup

病院に特化した経営支援・地域連携強化 SaaS「foro CRM」を提供するメダップは16日、プレシリーズ B ラウンドで3.8億円を調達したと発表した。このラウンドには DNX Ventures、三菱 HC キャピタル、PARAMOUNT BED Healthcare Fund、ALL STAR SAAS FUND が参加した。今回の調達を受けて、メダップの累積調達額は12.3億円に達した。

これは同社にとって、2021年8月に実施したシリーズ A ラウンドに続くものだ。DNX Ventures、ALL STAR SAAS FUND は以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の資金調達は、foro CRM や Web 紹介予約システム「refery」など、病院経営を改善するためのプロダクトの研究開発や販売活動を加速させるためのものだとしている。

foro CRM は、主に中・大規模病院向けに特化した地域医療連携強化を目的とした SaaS ツール。このツールは、医療連携活動を効率化し、病院の運営改善をサポートすることを目指している。地域医療連携におけるデータの蓄積、可視化、効果検証を容易にする機能を持ち、迅速な PDCA サイクルの実現をサポートする。

refery は、病院の地域医療連携室の紹介予約業務に特化したWeb予約システム。業務の属人化を解消し、経営へのインパクトを高めることを目指している。

日本の医療システムは、少子高齢化と生産年齢人口の減少により、多くの課題に直面しているこれに対応するため、メダップはデジタルツールの活用と医療機関間の連携強化を進めている。医療提供体制においては、2024年度の診療報酬改定により、「かかりつけ医機能」の強化・確立が求められると予想されていることから、医療機関が急激な変化に対応できるようサービスの開発と提供を加速していく方針だとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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