UPSIDER、法人向けカードの累計与信枠が1兆円を突破——AI与信技術の向上・審査体制最適化が貢献

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Image credit: UPSIDER

法人向けカード事業や企業内の経費精算簡略化サービスを提供する UPSIDER は16日、法人カード「UPSIDER」の累計与信枠が1兆円を超えたことを発表した。AI を活用した与信技術の精度向上と審査プロセスの最適化により、審査効率を大幅に向上させ、より迅速かつ大規模な資金供給が可能になったという。

UPSIDER は、利用限度額や会計処理などの財務課題を解決する法人カード。最大10億円以上の利用限度額(前払い・後払い)、バーチャルカードの発行・管理機能、会計処理の早期化を助ける SaaS 機能などの特徴がある。リリースによると、アクティブな利用企業は数千社以上、利用継続率は99%以上(2024年2月末時点)、累計決済額は2,500億円(2023年12月末時点)に達したという。

UPSIDER は、「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」というミッションのもと、成長企業に対して有用な資金調達手段として、企業の成長投資を支援している。法人向けカード「UPSIDER」の他にも、請求書カード払いサービス「支払い.com」などの提供を行い、両サービスの利用社数は35,000社に達している。

2023年夏に AI モデルを一新して以来、UPSIDER は継続的に AI 与信技術の向上に努めてきたという。この技術は、延滞データをもとに再学習され、顧客の支払い能力をより精度高く予測できるようになっている。また、銀行データに加え、カード利用状況や支払い履歴を分析することで、顧客の成長速度に合わせた与信枠の拡大を実現している。

さらに、AI モデルの限界を認識し、自動処理すべき案件とマニュアル審査が必要な案件を適切に識別することで、審査担当者が真に手を加えるべき案件に集中できるようになったそうだ。これにより、審査の効率が以前と比べて10倍以上に達成されたという。

将来的には、銀行口座情報以外のオルタナティブデータを利用し、さらに多角的な与信付与が可能な UPSIDER 独自の AI モデルの開発を進めるとしている。また、同社は不正利用検出のための AI モデルも同時に開発中だという。これにより、安全で信頼性の高いサービス提供を実現するとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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