オンデマンド交通運行SaaSのSWAT Mobilityが資金調達——UTEC、NXHD、NEC、中部電から

SHARE:
Image credit: SWAT Mobility

オンデマンド交通運行システムや、物流向け配送最適化システムを提供する SWAT Mobility は17日、直近のラウンドで資金調達を実施したことを発表した。調達した資金額は非公開。このラウンドには東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)、日本電気(東証:6701)、NIPPON EXPRESS ホールディングス(東証:9147)、中部電力(東証:9502)が参加した。

これは同社にとって、2021年2月に実施した調達に続くものだ。UTEC は以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。今回調達した資金は、SWAT Mobility Japan の体制強化に充てられる。具体的には、日本でのオンデマンド交通運行システムや乗降データ分析システムの提供を拡大し、エンジニアリングチームの組成や営業・サービス導入メンバーの増強を図る計画で、顧客へのより一層の支援体制を構築するとしている。

SWAT Mobility は、オンデマンド交通運行システム、路線バス乗降データ分析システム及び物流向け配送最適化システムをシンガポール、日本、タイを中心に提供している。最小の車両台数で人やモノの効率的なルートを自動生成する、ダイナミック・ルーティング・アルゴリズムと呼ばれる AI 技術を核として、事業展開を行なっている。

特に、日本市場においては、2020年のサービス開始以来、自治体や交通事業者など多くの顧客にその技術が導入されており、現在の導入社数は50社に達したとしている。また、日本におけるドライバー不足や燃料費の高騰、さらにはCO2排出量削減など、様々な社会課題への対応が求められていることを背景に、同社は物流向け配送最適化システムの機能強化を進め、これらの課題解決に貢献していく方針だとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する