衛星データ・AI活用で駐車場管理業務を支援、ランディットが8億円をシリーズA調達——WiL、Axiom Asiaから

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「SYNC PORT」
Image credit: Landit

モビリティインフラ事業と不動産テック事業を展開するランディットは17日、シリーズ A ラウンドで8億円を調達したと発表した。このラウンドは WiL がリードし、Axiom Asia Private Capital が参加した。今回の調達を受けて、ランディットの累積調達額は約12億円に達した。これは同社にとって、2022年7月に実施したプレシリーズ A ラウンドに続くものだ。

ランディットは2021年の創業以来、駐車場の貸し借りを効率化する技術開発に注力してきた。主要事業である「at PORT」は、事業用駐車場手配サービス。このサービスは、特に建設現場などで必要とされる特殊車両や大型車のための駐車スペースを確保するために設計されている。

利用者のニーズに応じて、適切な駐車スペースを衛星データを用いて探し出し、必要な場所に駐車場を提供することが可能となる。空き情報の確認から最終交渉までをカバーしており、顧客に対して最適な駐車場選びをサポートする。

短期駐車場予約サービスの「PIT PORT」は、一時的な駐車ニーズに応じて短期間の駐車スペースを提供することを目的としている。利用者は、必要な期間と場所を選択し、オンラインで簡単に駐車場を予約でき、特に短期的なプロジェクトやイベントでの駐車需要に対応することが可能となる。

さらに、同社は貸し手側に向けたサービスも展開している。「SYNC PORT」は、物件情報を登録するだけで、駐車場サイトを自動作成・公開できるサービス。衛星データに AI を用いて、日本中の車室データベースを生成し、受付・契約などの仲介業務をデジタル化する。

また、AIカメラによるリアルタイム管理システム「AIMO」を揃えることで、駐停車に関する静的なデータと動的なデータを基に独自のデータベースを生成している。

今回の資金調達で、同社では「AIMO Parking」や「AIMO Construction」など、各領域に特化したサービス展開を強化する。また、SYNC PORT 事業では、より手軽に取引が行えるシステムを、さらに「PIT PORT」事業では、セキュリティ面の強化を図る。データソリューション事業もスタートし、衛星と AI を利用した独自の不動産データの提供を開始する計画だしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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