アンドロイドの父・石黒浩氏率いるアバター技術企業AVITA、13.7億円をシリーズA調達——目黒にラボ設立へ

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「AVACOM」
Image credit: AVITA

アバターや生成 AI 技術を活用したサービスを展開する AVITA は23日、シリーズ A ラウンドで13.7億円の資金調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、パソナグループ(東証:2168)、三井住友銀行、塩野義製薬(東証:4507)、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、サントリーホールディングス、アドバンスクリエイト。

これは AVITA にとって、2021年9月に明らかにした5.2億円の調達に続くものだ。塩野義製薬は前回ラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の調達により、同社の累積調達額は18.9億円に達した。調達した資金は、プロダクト開発やR&D、国内外での事業拡大のための人材採用に投資される予定だ。

AVITA は、アバター接客サービス「AVACOM」やアバター AI ロープレ支援サービス「アバトレ」などを提供している。同社の代表取締役社長 CEO/CTO を務める石黒浩氏は、大阪大学栄誉教授、ATR 石黒浩特別研究所客員所長を兼任する世界的に著名なロボット工学者だ。人間型ロボットやアンドロイドの研究開発で知られ、「知能ロボット学」「アンドロイドサイエンス」の第一人者として国内外で高く評価されている。

前回の資金調達以降、AVITA は組織・売上ともに約10倍に成長し、前期には通期黒字化を達成した。また、73件の特許実施権を獲得し、新たに25件の特許を出願するなど、技術資産の蓄積も進んでいる。2024年10月には、東京・目黒に研究拠点「AVITA LAB」を設立する。ここでは、アバターや生成 AI 関連の研究開発が行われ、内閣府のムーンショット型研究開発制度の研究チームや海外研究員との連携も予定されている。

via PR TIMES      Summarized by ChatGPT

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