不整地にも対応する運搬ロボット開発、CuboRexが2.5億円をシリーズA調達——販売総数は4,000台を突破

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Image credit: CuboRex

運搬支援技術を開発する CuboRex は22日、シリーズ A ラウンドで2.5億円の資金調達を実施したと発表した。このラウンドに参加したのは、DRONE FUND、マブチモーター(東証:6592)、レアゾン・ホールディングス、ユナイテッド(東証:2497)、NOBUNAGA キャピタルビレッジ(十六銀行の投資専門子会社)、ASA アドバイザリー、MIRAISE、名前非開示の個人投資家複数。

これは同社にとって、2021年11月に明らかにしたプレシリーズ A ラウンドに続き、昨年には、DRONE FUND、やらまいかファンド(GP:信金キャピタル、LP:浜松いわた信用金庫)、おきなわイノベーション創出ファンド(GP:沖縄科学技術振興センター、ケイエスピー、LP:沖縄県産業振興公社、沖縄銀行、琉球銀行、JA グループ沖縄、拓南本社)からの調達に続くものだ。

DRONE FUND は、以前のラウンドに続くフォローオン。今回の調達により、日本政策金融公庫からの資本性ローンを含め、同社の累積調達額は約6.3億円に達した。また、同社はロボット販売台数の総数が4,000台を超えたことを明らかにした。

CuboRex は「強いアシコシ技術」を掲げ、過酷な環境下でも使用可能な運搬支援ソリューションを開発している。代表的な製品には、運搬一輪車電動化キット「E-cat kit」がある。また最近では、ENEOS グローブと共同で「らくらくエネキャリー」を開発するなど、業界特化型の運搬車開発にも取り組んでいる。

今回調達した資金は、主にクローラ式 AGV(自動搬送ロボット)の開発強化に充てられる。同社のクローラ技術は、斜面や段差のある不整地でも高い走行性能を発揮し、屋内外での使用が可能という特徴がある。同社は今後、各業界のインテグレーターとの提携を進め、多様な現場での実用性を証明していく方針だ。

via PR TIMES      Summarized by ChatGPT

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