オンライン駐車場「Park Direct」運営、45.7億円をシリーズB調達——累積調達額は102億円に

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Image credit: Nealie

オンライン駐車場サービス「Park Direct(パークダイレクト)」運営するニーリーは8日、シリーズ B ラウンドで45.7億円を調達したことを明らかにした。

このラウンドは JP インベストメント(JP インベストメントと三井住友トラスト・インベストメントによる運営)がリードし、Keyrock Capital Management、SBI インベストメント、日本政策投資銀行、全国保証イノベーションファンド(全国保証の CVC、Spiral Capital による運営)、Value Chain Innovation Fund(セイノーホールディングスの CVC、Spiral Capital による運営)、tb innovations(東京貿易グループの CVC)、サカイ引越センター(東証:9039)、BRICKS FUND TOKYO(三菱地所の CVC)が参加した。

これはニーリーにとって、2023年8月に明らかにしたシリーズ A ラウンドに続くものだ。今回参加した投資家のうち、Keyrock Capital Management と SBI インベストメントは、以前のラウンドに続くフォローオン。また、サカイ引越センターにとって本案件がスタートアップ投資の第一号案件となる。これを受けて、ニーリーの累積調達額は102億円に達した。

Park Direct は、駐車場の集客、契約、決済、顧客管理などの業務を一括でデジタル化するものだ。2019年のサービス開始以来、導入社数とオンライン契約可能件数で業界1位を3年連続で獲得している。三井不動産リアルティなどの大手企業への導入も進んでおり、過去2年間でARR(年間経常収益)成長率が1,110%を記録するなど、急速な成長を遂げている。

調達した資金は、主に人材採用、プロダクト開発、マーケティングの強化に投資される予定だ。これらの投資を通じて、Park Direct や法人向けサービス「Park Direct for Business」のさらなる成長を目指すとしている。ニーリーは、モビリティおよび不動産領域の DX を推進することを目標としている。また、EV関連の新規事業開発にも注力していく方針だ。この資金調達を機に、同社のさらなる成長と業界へのインパクトが期待される。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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