船舶管理SaaS「MARITIME 7」運営、デット含め3.9億円をシリーズA調達——地銀系VCと連携、瀬戸内で導入加速

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「MARITIME 7」
Image credit: Zabooon

船舶管理プラットフォーム「MARITIME 7」を開発・運営するザブーンは7日、シリーズAラウンドで3.9億円を調達したと発表した。

このラウンドには山口キャピタル、インキュベイトファンド、DIMENSION、SMBC ベンチャーキャピタル、いよぎんキャピタル、ちゅうぎんキャピタルパートナーズ、広島ベンチャーキャピタル、横浜キャピタル、大晃ホールディングス、常石商事、MOL PLUS(商船三井の CVC)、その他個人投資家1名が参加した。なお、金額にはデットが含まれる。

これは同社にとって、2023年2月に実施したプレシリーズ A ラウンドに続くものだ。山口キャピタル、インキュベイトファンド、DIMENSION、SMBC ベンチャーキャピタルは以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。今回の調達を受けて、ザブーンの累積調達額は6億円に達した。

MARITIME 7は、内航および外航船向けに設計されており、船員労務管理、運航管理、受発注管理といった業務の効率化を目指している。WiFi 環境が無い船舶や電波状況が不安定な海域でもオフラインで利用できる。2022年の初回プロダクトリリース以降、6,000名を超える船員が利用しているという。

今回の調達を受け、ザブーンは、地銀系キャピタルとの連携による瀬戸内地域での導入加速と、海外展開や海事産業の隣接領域での連携強化を進める方針だ。今後はグローバル展開、組織強化、ユーザーエクスペリエンス向上を加速させるとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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