バーチャルリアリティに特化したヘッドマウントディスプレイ『Oculus Rift』を使って、月面探査ロボットをコントロールする、という計画が進行中だ。
チャレンジしているのは、カーネギーメロン大学(CMU)のDaniel Shafrir氏らのチーム。Googleがスポンサーとなり賞金総額が3000万ドルの、月面無人探査を競うコンテスト『Google Lunar X Prize』に参加している。月面に安全に着陸し、500m以上を走行させ、月面の映像を撮影し送信したチームに、優勝賞金2000万ドルが贈られる。
チーム『Astrobotic』として、Astrobotic Technology社と共に『Andy』と名付けられたローバーを開発。Andyに搭載したカメラで撮影した映像を地球に送信し、実際に月面上で周りを見渡すかのような体験をOculus Riftを使って実現しようとしている。
Andyは2015年後半に月へ送る計画となっているが、その前段階として経済的にサポートすることを目的としたマイルストーン賞をGoogle Lunar X Prizeが設定。『Astrobotic』はランディング賞、モビリティ賞とイメージング賞のファイナリストとして選出されている。
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