30分以内でウェアラブルデバイスを作れるマイコンボード「MetaWear」

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MbientLabが「MetaWear」というマイコンボードを開発している。このボードはウェアラブルデバイスを簡単に開発できるようにするために開発された。現在、Kickstarterで資金調達を実施しており、募集期間を30日残した段階ですでに8000ドルの目標額を超えて1万ドル近くを集めている。

MetaWearは、17mm x 26mmのサイズとなっており非常に小さいため、ほとんどのデバイスに取り付けることが可能だ。MetaWearは出荷可能なプロダクトを開発するまでの時間を大幅に短縮する。MbientLabのメンバーは、Raspberry-PIではネックレスやブレスレットといった形式にはフィットしないし、Arduinoを用いたプロトタイプを工場やユーザの家に送ることはできないとコメントしている。

MetaWearからLED、ブザー、センサーからのデータ収集等をコントロールでき、Bluetoothを通じてスマートフォンアプリと接続させることが数分で可能になるという。MetaWearではファームウェア(ハードウェアの基本的な制御を行うために機器に組み込まれたソフトウェア)がすでに用意されており、ユーザはアプリとプロダクトを磨くことに注力できる。

MetaWearはキットの他にも、GithubからMetaWear Appをダウンロードすることですぐにアプリ開発も行うことができる。3Dプリンターでプリントされたプロダクトのマーケットプレイスである「Shapeways」とも連携しており、MetaWearを内蔵させる外装のCADモデルをダウンロードすることもできるようになっている。

MetaWearは1つあたり30ドルで販売予定。2014年の9月にKickstarterの支援者に対して発送する予定だ。

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