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人を罵倒するコスト

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Studygiftの一件は運営側による全額返還という形で一旦仕切り直しされることになった。説明不足やビジュアルの問題、大学の奨学金制度そのものなど、激しい議論は多方面に飛び火し、また再開する時にこれらの事実を元にした検証がなされるのだろう。彼らはメディアにを通じてメッセージを出したし、たとえ乱暴なコメントを投げたとしても、説明から逃げることはしなかった。 「随分と人を罵倒するコストが安くなったもん…

Studygiftの一件は運営側による全額返還という形で一旦仕切り直しされることになった。説明不足やビジュアルの問題、大学の奨学金制度そのものなど、激しい議論は多方面に飛び火し、また再開する時にこれらの事実を元にした検証がなされるのだろう。彼らはメディアにを通じてメッセージを出したし、たとえ乱暴なコメントを投げたとしても、説明から逃げることはしなかった。

「随分と人を罵倒するコストが安くなったもんだよね」ーーある関係者の言葉だ。livertyのメンバーを取材しているとき何気なく出てきたこの言葉が私の中でずっと残っている。

このプロジェクトで問題だったこと、それに対して多くの人達が疑問を感じ、それを投げかけたことそのものはよかったと思う。活動そのものの意義は大きく、たとえこのプロジェクトでなし得ないとしても、問題点を精査し、一人でも多くの学生が学ぶ環境を手に入れることができるのであれば、私はそれは世の中にとってプラスと信じている。

山田進太郎氏が言及した挑戦することの意義、やまもといちろう氏の厳しい指摘、その他「顔の見える」識者が綴るブログの数々は賛否両論ありつつも、中身のある「意見」が多かった。

しかしTwitter、ブログ、掲示板、で大量に目にしたのは単なる投石行為だ。言葉によるリンチ。大量に投石される罵詈雑言の数々が正しい批判の意見を押し流してゆく様子は痛々しかった。100歩譲って支援を申し出た人達が、実際の問題点を知る過程で嫌悪し、期待に対する裏切りと彼らに投石したのであればそれは仕方のないことなのかもしれない。

根拠もなく、関係者でもなく、火の粉が降り掛からない場所から執拗に詐欺だバカだとののしりを続ける人達は本当に立ち止まって考えられないのだろうか?言葉は薬にも、そして毒にもなる。毒を吐けば自分も毒におかされる。言葉を扱う一人として、あえてそのことを投げかけてみたい。

livertyの活動はしばらく慎重になるかもしれないが、追いかけるよ。

Photo by Images_of_Money

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「ただ困っている子を助けたかった」ー #Studygift は何が問題だったのか

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livertyが5月17日に公開した学費支援サービス「Studygift」が議論を巻き起こしている。やっていることは正しい、でもなにかもやっとする。ーー大量に拡散し、好意的な内容から徐々に批判的な口調に染まっていくTwitter、facebookのコメント群。批判の理由は至極ごもっとも、単なる説明不足だ。この件について家入一真氏も「言葉足らず」と本誌にコメントをくれた。 家入一真という人物の考え方…

livertyが5月17日に公開した学費支援サービス「Studygift」が議論を巻き起こしている。やっていることは正しい、でもなにかもやっとする。ーー大量に拡散し、好意的な内容から徐々に批判的な口調に染まっていくTwitter、facebookのコメント群。批判の理由は至極ごもっとも、単なる説明不足だ。この件について家入一真氏も「言葉足らず」と本誌にコメントをくれた。

家入一真という人物の考え方は至ってシンプルだ。Studygiftの発想は、同氏が運営するCAMPFIREやクラウドファンディングに共通する”支援”の考え方から始まっている。「僕らはほんとにただ困ってる子を助けたかっただけで、なんでこうも叩かれなきゃいけないのか、と、でも言葉足らずなんだろうね。坂口さんも僕らもこれが出来ればもっと多くの学生が救える、とただそれだけの想いでやっただけなんだ。合宿もしたし徹夜もしたし。見返りなく」。(家入氏)

Studygift

主にTwitter上で巻き起こっている賛否の対象はこの仕組みそのものではなく、支援対象となる坂口綾優さんに集中している。多く目についたのはいわゆる奨学金が止まったのはそれ相応の理由があるからじゃないか、というものだ。確かに私も”違和感”を感じた一人でもある。本誌では坂口さんに取材し、不足している説明についてコメントを貰った。

まず、現在の状況については「学部事務所に休学の相談をしましたが、授業料が納入できず『退学』という扱いになっています。学費の目処が立ち次第復学できる」ということで、休学に近い状況になっているそうだ。また、大学に復学したい理由については、「勉強したいこと、履修したい授業がたくさんあって模索している最中にお金の問題が出てしまった」とコメント。さらに詳しい話は追ってプロジェクトから説明されるはずだ。

議論が起こることは大切だ。一方、説明が少し足りないだけで、ここまで一方的な解釈が生まれるという状況は少し考えたほうがいいだろう。

こうやって一般から資金を集めるという場合、通常のクラウドファンディング(kickstarterや国内であればCAMPFIREなど)であれば、支援する気持ちに加え、実際にモノが手に入る、という形式が取られることが多い。しかし今回の場合は”ほぼ”気持ちだけで支援する「無償の奉仕」が必要になる。寄付に近いかもしれない。

それだけに客観的に誰もが理解できる理由が必要だった。例えば時間割でもいい。一日の生活を見せて、働きに出てしまえば当然勉強する時間が削られる。自分にはやりたいことがあって、それにはこれだけの時間が必要だ。なので、支援が欲しい。そういう説明があればよかったのかもしれない。

でも、ただそれだけだ。説明すればいいだけの話で、クソミソに罵倒することじゃない。彼らはあくまで選択肢の一つを提示したに過ぎない。

引き続きlivertyの活動を追いかける。

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家入一真先生がネットで1000人集めるプロジェクト「6.16 #1000人の遠足 in 代々木公園」を本当に発動

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昨晩、私のfacebookに一通のイベント招待の通知がやってきた。イベント通知はスパム気味になっていたため、あまり興味なくメッセージをみるとそこには「【友達1000人】1000人の遠足【出来るかな】」の文字が。どうやらこのプロジェクト、本当に動き出すらしい。遠足の引率をする先生は、あの家入一真氏だ。 イベントの詳しい内容はここだ。タイムラインには1カ月後の遠足にウキウキしている成人(多分)のコメン…

昨晩、私のfacebookに一通のイベント招待の通知がやってきた。イベント通知はスパム気味になっていたため、あまり興味なくメッセージをみるとそこには「【友達1000人】1000人の遠足【出来るかな】」の文字が。どうやらこのプロジェクト、本当に動き出すらしい。遠足の引率をする先生は、あの家入一真氏だ。

イベントの詳しい内容はここだ。タイムラインには1カ月後の遠足にウキウキしている成人(多分)のコメントが並び、(5月17日朝の5時の時点で)参加者は190名ほどになっている。

「インターネットで1000人集めたいなー。でもね、別になんもやらないの」。家入氏がこんな言葉を漏らしていたのはつい最近のことだ。彼のアシスタントが何度も代々木公園に1000人集めたいと問い合わせして叱られている様子も散見(下記参照)されていた。

恐らく叱られたのは鶴岡裕太さんでほぼ間違いないだろう。(訂正:叱られたのは鶴岡さんではなく大川竜弥さんでした。訂正してお詫び申し上げます。)

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CAMPFIRE立ち上げあたりからだろうか。家入氏の活動に目を奪われることが多くなった。彼の経歴にある最年少JASDAQ上場社長とか、ひきこもりとかそういった文字だけでは説明が難しい、なんともいえない世界観を感じることがある。

2011年6月頃に開催されたCAMPFIREとGrow!のお披露目パーティーで、彼が会場に向かって叫んだ「みんなーインターネット大好きですかー?」の声はいまだに耳に残っている。会場の反応悪くて連呼してたけど。

彼は今、ウェブサービスをたちあげまくる集団「liverty」や、起業家をランダムに決めちゃう「#春の起業家祭り」などいろんな起業実験をおこなっている。興味深いのは、受け取る側の価値観や感性で評価が分かれるところだ。ある人はふざけてると批判するし、ある人は新しい可能性だと賞賛する。

なにもご褒美らしきものがない中、インターネットだけで人は本当に遠足しちゃうのだろうか。もしこれが成功したら、6月16日、代々木公園には誰とも声を交わさず、ずっとTwitterでチャットしている1000人がやってくることになる。もちろん公園だから相手の位置を知る術はGPS、座標軸のみだ。

さらに家入氏はこう続ける。

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6月16日、私は代々木公園に向かう。本当に1000人がチャットしてるのか、確かめてみたい。

※以下、イベント案内より抜粋。集まらないと家入先生はすねるそうです。

先生、1000人のみんなと遠足をしてみたいと急に思いたちました。場所は代々木公園中央広場です。 先生とのお約束は以下の通りです(wikipedia「遠足」の項より)

お昼ご飯は各自弁当を持参すること。
解散後は家にまっすぐ帰ること。家に帰るまでが遠足です。
おやつは500円までです。バナナは含めません(まるごとバナナはおやつに含みます)
ブルーシートは各自持参すること。椅子やテーブルは持ち込まないでください。
大きな音を出す、マスゲームを行う、名刺交換会などは遠足のルールに反しますので禁止します。
当日、知らない人同士はTwitterのハッシュタグ「#1000人の遠足」で会話してください。
旅のしおりは以下の物を各自印刷しご自由にお使いください。
※旅のしおりは危険なのでイベントページでご覧ください。
1000人集まらない場合先生がすねます。
雨天決行 ・時間は自由です

StartupBase Profile

家入-一真

People: 家入-一真

78年福岡生まれ。連続起業家。ロリポップなどのpaperboy&co.創業、上場後、カフェ事業を主としたパーティカンパニー設立。

渋谷カフェ・オンザコーナー、ハイスコアキッチン、代々木iri、ギャラ…

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周囲の「うつ」予兆を知らせる”うつっぽ”公開ーー「立上げまくる集団」livertyが1週間でサービス化

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「死にたい」「消えたい」ーーあなたの周囲にこんなネガティブなツイート、愚痴をこぼしている人はいないだろうか。そしてもしそういう人をみかけたらどうすべきだろうか? 5月15日、U2plusが公開した「うつっぽ」は隣人のうつを家族や友人が発見し、本人にそっとお知らせするメール通知サービス。そしてこのサービスの実現をサポートしたのが「新しいビジネス・ウェブサービスを立ち上げまくる集団」liverty。立…

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「死にたい」「消えたい」ーーあなたの周囲にこんなネガティブなツイート、愚痴をこぼしている人はいないだろうか。そしてもしそういう人をみかけたらどうすべきだろうか?

5月15日、U2plusが公開した「うつっぽ」は隣人のうつを家族や友人が発見し、本人にそっとお知らせするメール通知サービス。そしてこのサービスの実現をサポートしたのが「新しいビジネス・ウェブサービスを立ち上げまくる集団」liverty。立上げまでに要した期間はたったの1週間だ。

サービスは至ってシンプルだ。異変に気がついた「メールアドレスを知っている」友人、知人が名前とメールアドレスを入力して相手に通知。アンケートが届くのでそれに回答すると本人が症状に気がつく、という仕組みだ。企画したU2plus代表取締役の東藤泰宏氏は自身の「うつ」体験を元に認知行動療法による病状改善コミュニティU2plusを立上げた人物。

「U2plusはうつ本人の回復サポートサービス。でも、うつになる前になんとかできたほうがいい」と周囲の協力で未然に防ぐ仕組みを提供したかったと説明。また、メールで通知された本人にはアンケートだけでなく「予防や回復の仕方、具体的な相談先(過労や借金問題など)のアドバイスもセット」して知らせるそうなので、「うつ」と思われる本人がどうしたらいいかも分かるようになっているそうだ。

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写真:ここにlivertyのメンバーが集まって一気に開発を進めるという六本木パーティーファクトリー(撮影時は当然不在)

そして今回気になるのが、このサービスの立ち上げをサポートしたlivertyの存在だ。「連続起業家」家入一真氏が先頭になって突如立上がったこの集団については、また後日詳しくその生態系をお伝えするとして、今回のサービス立上げは東藤氏の「持ち込み」がきっかけだったようだ。ちなみに家入氏は個人投資家としてU2plusに出資している。

「まずは家入さんに企画を見てもらいたいと。(家入氏は)『みな自由に生きるべきなのに、うつ病で自殺する人が多いというのはおかしい』『サービス的にいけてる』ということで、その場で即コラボ&チーム編成が決まりました」。(東藤氏)東藤氏の企画に、イラストレーターのヨシムラマリ氏、持ち込みの場所にたまたま居合わせたデザイン集団MONOspaceが制作を担当。

家入氏の起業実験はlivertyだけでなく、起業するパートナーを抽選で決めるイベント「家入 #春の起業家祭り」など、手法も考え方も多種多様だ。しかし、起業家祭りでデビューという話題(現在取材の申込中)も、このlivertyから立上がるサービスも、共通して「とにかく何かやってみよう」というメッセージを感じることができる。この流れが大きなものになるのか、見極めるためにも詳しく彼らの性癖生態系に迫っていきたい。

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