2014年に日本でブレイクしそうな5つの海外発サービス

ゲストライター by ゲストライター on 2013.12.30

シリコンバレーを中心に海外の起業家、スタートアップの情報を発信している内藤聡氏に、2014年に日本でブレイクしそうなサービスについて寄稿していただいた。

2ff3ccf9-1fee-4a7f-9e85-a35d8e615bc0内藤氏が執筆した「2013年に日本へ進出した海外スタートアップまとめ。Fab, AirBnB, Uber, Fancy, Spotify, Pinterestなど。」も今年の振り返りをかねてぜひ読んでおきたいエントリとなっている。

内藤聡氏は、ブログ『シリコンバレーによろしく』の著者。シリコンバレーを中心に、海外の起業家、スタートアップの情報を発信している。彼が発信する情報は、ブログとTwitterFacebookのアカウントをフォローすることで触れることができる。

1. Snapchat

Snapchat

Snapchatは、写真やショートムービーを介してコミュニケーションをとるアプリで、米国を中心に10代の中で圧倒的な支持を得ている。送られたデータは相手が1度閲覧すると自動的に削除されるシステムが特徴だ。また、お絵かきや文章を追加する機能を使用し、プリクラ感覚でデコレーションできることが女性ユーザーにうけている。

正式な数字は公表されていないが、Business Insiderによると、サービス開始約2年半で、総ダウンロード数約6000万、MAU約3000万人、DAU約1550万人を記録しているという。

送信した情報が自動的に消滅する後腐れの無さや、日本のプリクラ文化も手伝い、2014年は日本でも中高生を中心に爆発的にヒットするSnapchatの年になるかもしれない。

【関連記事】
The Truth About Snapchat’s Active Users (The Numbers The Company Doesn’t Want You To See) – Business Insider

2. Spotify

Spotifyは、2000万曲以上の楽曲を無料(容量無制限版は有料)で視聴することができる音楽ストリーミングサービスで、現在世界55ヶ国で展開している。楽曲数の多さや、マルチデバイス対応がユーザーに評価され、現在2400万人以上のアクティブユーザーを獲得している世界的に人気の音楽ストリーミングサービスだ。

日本でもSpotify Japanチームが結成され、着々とサービスローンチの準備が行われているが、アーティストやレーベルとの権利関係の調整に時間がかかっている様子。国内でも今年SONYやレコチョクなどプレイヤーが同様のサービスを提供しているが、楽曲の少なさやユーザビリティの低さにより、ユーザー獲得に苦戦している。

2014年にSpotifyが日本でもサービスを開始できれば、楽曲の多さや、高いユーザービリティ、基本無料という要素を武器に国内でもブレイクする可能性は高い。

3. Square Cash

Square Cash

Square Cashは、モバイル決済サービスを展開するSquareが、今年の10月に米国内で開始したメールを通じた個人間送金サービスだ。一般的なアカウント登録や、送金相手の口座番号を用意する必要がなく、自分のデビットカード(日本でいうキャッシュカード)と相手のメールアドレスのみで完結する。送金方法は、宛先に送金相手のメールアドレス、CCに「[email protected]日はありがとう」程度の文章を入れてもよい。

このメールを送信すると、初回のみSquareからデビットカード番号の入力を求めるメールが届く(友人も同様)。番号を入力後、審査が終わると送金相手に件名の金額が振り込まれる仕組みだ。友人に飲み会代金を借りる際、わざわざATMに駆け込まなくても済むようになるのは大変ありがたい。

Squareは、今年クレジットカード決済事業で平均所得の高い日本市場に参入した背景もあり、2014年は個人間送金事業で日本市場に参入してくる可能性は十分にある。

Square Cash app

4. SmartThings

SmartThings

SmartThingsは、家電製品や家の空間をモバイル経由でハックできるスマートガジェットだ。提供されているガジェットは、電源のオンオフや、ドアの開け閉めを可能にするもの、センサー機能が搭載されたものや、ウェアラブル端末まで様々(詳しくはストアを参照)。これらの全てはハブと呼ばれるWi-Fiルーター経由でモバイルからコントロールできる。日本からもネット経由で購入することが可能だ。

また、サードパーティディベロッパー向けのプラットフォームを開設しているため、米国ではGEをはじめ多くの家電メーカーがSmartThingsで管理できる家電やガジェットを販売している。もちろん個人レベルでの開発も可能。

家電に対するリテラシーやモバイルの普及率が高い日本はSmartThingsにとって魅力的な市場だ。国内家電メーカーがこのシステムを採用すれば、日本での普及も十分考えられる。

2012年〜2013年にかけて様々なガジェット系のスタートアップが立ち上がり、2014年はそれらの製品の多くが市場で売買される年になると言われる中、SmartThingsがこの分野でどう頭角を現すかに注目だ。

shop smartthings

5. Uber

uber tokyo

Uberは、モバイルから簡単にハイヤーの配車を手配できるアプリだ。配車状況の可視化と、料金決済がモバイルで完結する(キャッシュレス)という点が特徴。現在世界22ヶ国に展開しており、日本でも今年の11月から六本木・麻布エリア限定でサービスをスタートさせた。

通常のタクシーと比較すると多少料金が割高なためタクシーの代替というよりは、高級車で送迎されるため、デートや接待用。また、深夜料金が上乗せされないため、終電を逃した際などの用途で日本でも利用されそうだ。

2014年は東京23区エリアへの拡大、手配できる車種(超高級車からタクシーまで)の拡大などが期待される。 現在、法的な関係で通常のタクシーを配車することはできないようだが、この点がクリアされれば、日本でもブレイクしそうだ。

uber app

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