簡単ウェブサイト作成サービス「ペライチ」を手掛けるホットスタートアップがニッセイ・キャピタルから4900万円を資金調達

by Junya Mori Junya Mori on 2015.11.2

左からホットスタートアップ取締役の山下翔一氏、代表取締役の橋田一秀氏、取締役の香月雄介氏
左からホットスタートアップ取締役の山下翔一氏、代表取締役の橋田一秀氏、取締役の香月雄介氏

ランディングページ作成サービス「ペライチ」を開発するホットスタートアップが、ニッセイ・キャピタルから4900万円の資金調達を実施した。

「ペライチ」は、簡単にウェブサイトを作成することができるウェブサービス。2015年の3月にクローズドβとしてリリース、4月に正式にリリースを開始した。サービスリリースから半年ほどで公開済のページが1万ページ以上となっているという。



「ペライチ」は一見すると、シンプルなサービス。だが、ホットスタートアップがここまでに至るまでに様々な苦労があった。筆者が最初にホットスタートアップ代表取締役の橋田一秀氏に出会ったのは、インキュベイトキャンプ4thのときだった。

橋田氏は続くインキュベイトキャンプ5thにも参加。当時の決勝プレゼンでも現在のサービスの元となる「peraichi」という事業案をプレゼンしていた。

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だが、この後プロダクトのリリース、そして資金調達に至るまで時間を必要とすることになる。「2013年の秋には「ペライチ」でいくと固めていました。ただ、実際にはプロダクトのリリースまで1年もかかっちゃいましたね」と橋田氏は語る。プロダクトをどう定義するのか。時間をかけたのはその一点だった。橋田氏は「ペライチ」をやると決めた後、どこかしらでサービスを尖らせられないかと思案したという。

「アプリの紹介サイト用に特化しようとしたりとか、いろいろ考えました。そこに時間をとられました。当時は一人でやっていたこともあって、時間がかかりました。途中で創業メンバーが3人になり、スピードが増しました。その後も少し軸がブレそうになったんですが、結局、最初のアイデアに立ち戻ることになりました」

方向性が定まり、仲間も得た橋田氏は2014年の冬から本格的に開発に取り組み、2014年4月のサービスリリースへと至った。驚くことに、今回の資金調達まで彼らはずっと自己資金のみの、いわゆるブートストラップでやってきた。しかも、受託はしなかったという。その裏にはホットスタートアップならではの少しユニークなやり方があった。

「ここまで自己資金でずっとやってきました。受託開発はやらないことにしていたので、共同創業者の3人はそれぞれの自分の生活費を自分で稼ぐことに決めていたんです。そのため、週に2日はホットスタートアップ以外の仕事をしてもいいということにしていました」

それぞれが自らの生活費を稼ぐために仕事をしつつ、サービス開発を行う。スピードはなかなか上がらなかったかもしれないが、このしぶとさはスタートアップとしては強い。

プロダクトがまだない状態で出資を受けるのは避けていた彼らは、プロダクトのリリースが見えたタイミングで投資家へのアポイントをとりはじめた。そこで出会ったのが、ニッセイ・キャピタルの担当者だった。

プロダクトはできていなかったホットスタートアップだが、投資家の方々の関心をひいていた。「Co-Edo有言Labo」というKDDIの無限ラボのプログラムに応募して落ちたスタートアップで集まって開催する自主インキュベーションプログラムを開催。デモデイまで開催し、ベンチャーキャピタリストに審査員で来てもらっていたという。なんというか転んでもタダでは起きないメンタリティの持ち主たちだ。

ペライチ

紆余曲折へて資金調達へと至った彼らが取り組むのは、「ペライチ」というサービスが本当にスケールするかを確認する仮説検証だ。

「現在のユーザの方々には、「うまい・やすい・はやい」という価値のうち、はやいがもっともニーズとしてささっていて、課金率も高い状態となっています。今後はユーザの利用状況からテンプレートを改善したり、作成したサイトへの集客や分析をサポートする取り組みを実施していきたいと考えています」

と今後の方針を語ってくれた。本格的にスタートする体制が整った彼らの今後の動きに期待したい。

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