台湾有数の大企業が支援するインキュベータGarage+、世界のスタートアップを招く10日間アクセラレーションプログラム第2期の募集を開始

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2017.8.23

Startup Global Program 第1期のプログラム期間中に Garage+ で開催された起業家ラウンドテーブルの様子
Image credit: Garage+

Garage+ は、台湾有数の大企業20社が資金提供するNPO Epoch Foundation(時代基金会)が運営するスタートアップインキュベータだ。Garage+ は21日、第2期を迎えるアクセラレーションプログラム「Startup Global Program 2017」の募集を開始した。

このプログラムの特徴は、10日間という短期間に、Epoch Foundation に加盟する台湾セミコンダクターマニュファクチャリング(TSMC、台湾積体電路製造)、ノートPC の ODM 世界最大手クアンタ・コンピュータ(広達電脳)、Foxconn(鴻海/富士康)、Acer(宏碁)など、台湾を代表する企業に起業家が直接会え、台湾やアジア地域でのビジネス可能性を模索できる点。2015年の第1期以来、プログラム参加スタートアップ3分の1が、台湾企業からの投資や協業を実現しているとのことだ。

一例を紹介すると、プライベートクラウド「FileFlex」を提供するカナダのスタートアップ Qnext は台湾企業7社との協業を実現、Startup Global Program が提供した Computex Expo 2016 への出展機会を通じて、日本企業から720万米ドル相当の受注に成功した。また、カナダの ImmerVision は、クアンタ・コンピュータとの協業により360°パノラマカメラ「Pi Solo」を完成させた。Pi Solo は昨年 Makuake で日本におけるクラウドファンディングに成功し、現在は Kickstarter でキャンペーンを張りアメリカ市場への参入を狙っているところだ。

募集領域は、IoT、スマートデバイス、デジタルヘルス、AR/VR、ビッグデータ、人工知能、ロボティクス、グリーンテクノロジーで、参加にはシリーズ B 資金調達を模索しているスタートアップが適しているとのことだが必須条件ではない。Startup Global Program 2017 の事前説明会を兼ねたネットワーキングイベントが8月から9月にかけ、ソウル(韓国)、テルアビブ(イスラエル)、サンフランシスコ(アメリカ)、アイントホーフェン(オランダ)、ボストン(アメリカ)、トロント(カナダ)、ウォータールー(カナダ)で開催される予定(残念ながら、日本国内でのネットワーキングイベントの予定は無い)。

プログラムへはここから応募できる。主催が NPO という性格もあり、参加にあたって費用を求められたり、エクイティの拠出を求められたりすることはない。採択された参加者には、前出のような台湾企業への訪問機会のアレンジやマッチングのほか、台湾との往復航空券、10日分の宿泊環境、3ヶ月のワーキングスペース利用権、台湾への起業家ビザが無償支給される。プログラム開始は11月27日からで、応募締切は9月24日となっている。

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