シンガポールのブロックチェーンスタートアップOtonomosのCEO、取締役会とCTOが共謀しCEOの職を解任されたと主張

by Tech in Asia Tech in Asia on 2017.10.13

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Otonomos 設立者 Han Verstraete 氏
Photo credit: Otonomos

シンガポールのブロックチェーンスタートアップ Otonomos の設立者で CEO の Han Verstraete 氏が、同社の取締役会と CTO が彼を CEO の職から追放しようと共謀しているとする投稿をブログに掲載した

Otonomos はブロックチェーンを使用して企業の設立や企業統治に関連するサービスを提供している。

9月24日に Medium に投稿されたメッセージには、同社社員と株主が CTO である Mano Thanabalan 氏から「臨時 CEO」と署名した e メールを受け取ったと書かれている。またそのメールには、Verstraete 氏は CEO を辞任した一方で、直ちに取締役会が Thanabalan 氏を CEO に任命したと書かれているようだ。

Verstraete 氏はその e メール全文のスクリーンショットを添付し、辞任を否定した。同氏はこう記載している。

むしろ、Otonomos の14%以下の株式を有する取締役の2社のベンチャーキャピタルが、CTO と共謀して私を CEO の職から解任し、事業を支配しようとしています。

彼は一連の動きの「正当性」を主張し抗議していると付け加えたが、詳細は示されていない。一方、Otonomos のウェブサイトはこの投稿が発表される前夜からアクセスできない状態である (シンガポール時間10月3日午後12時更新:ウェブサイトは現在正常に作動の模様) 。

Crunchbase によると、Otonomos に出資した2社の VC とはシンガポールの Dymon Asia Ventures と、イーサリアムを構築した Vitalik Buterin 氏がゼネラルパートナーの上海に拠点を置く Fenbushi Capital である。

Crunchbase はすでに、メンバーとして Thanabalan 氏のみを臨時 CEO と掲載し、Dymon の Christian Kaptein 氏を取締役とする更新を行っている。一方で、Verstraete 氏のブログでは具体的な名前や会社名は挙げられていない。

Verstraete 氏は、取締役会の一員ではないものの合計で同社株式の85%以上のシェアを持つ投資家らの支援を受けているとしている。Verstraete 氏自身も Otonomos に出資しており、アクセラレータの Startupbootcamp Fintech Singapore も投資している。Otonomos は同アクセラレータの初代シンガポールコホートメンバーであった。

彼は問題の e メールが送信される前、同社が「世界で最も有名なベンチャーキャピタル」からシリーズ A ラウンドにて600万米ドルを調達するためのデューデリジェンスを行っており、また、500人以上の顧客を抱える同社は設立後わずか1年半で「毎月確実な収益」を計上し始めたと述べている。

関係者にコメントを求めようとしたが、回答は得られなかった。

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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