SF New Tech Japan Night 最終出場6社のスタートアップが決定

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

先日、東京にあるマイクロソフト社の日本オフィスで、きたるSF New Tech Japan Night の出場企業を選出するイベントが開催された。SF New Tech Japan Night は、サンフランシスコ・ベイエリアの潜在的な投資家とテック・コミュニティア向けに、日本のテック・スタートアップの才能にスポットライトを当てるものだ。このイベントは、サンフランシスコのウェブコンサルタント会社であるBtrax,Inc が主催し、11月3日にサンフランシスコで本戦の開催を予定している。(ネット生中継も予定)

最終予選会は、北海道生まれの日系アメリカ人 Brandon Hill 氏の基調講演から始まった。Brandon 氏は、Btraxの創設者兼CEOで、日本のスタートアップは日本だけではなく世界にもアピールする必要があると主張した。

イベントには、スタートアップ12社がノミネートされており、その中から「SF New Tech Japan Night」出場企業として6社が審査員によって選ばれる。出場企業は、デジタル業界の中心地サンフランシスコで来月、テックギーク数百人の前でプレゼンテーションを行う。

予選選考会に出場した12社および審査員や観客からのコメントは以下の通り。プレゼンはすべて英語で行なわれ、司会はPenn Olsonの寄稿者である三橋ゆか里が務めた。


1. Balloon(バルーン):株式会社nagisa

Nagisaは、広告主と消費者をつなぐ新しい宣伝メディアプラットホームの開発を目指している。Balloonはスマートフォン用のアプリで、無料グループチャット、無料グループ通話、そして加工機能がついた写真の共有という3つの機能を持ち合わせている。

同社は東京のインキュベータであるネットエイジやサムライインキュベートから資金調達している。


2. Bookpic(ブックピック):美術出版ネットワークス

美術出版ネットワークスは創業100年の美術書籍出版社の子会社だ。同社が開発したBookpicは電子書籍ビューアーで、ユーザーが読んでいるものに関するコメントを他のユーザと Facebook や Twitter を通じて共有できるというものである。

Brandon 氏(審査員として)は、この分野では競合サービスがたくさんあることを指摘し、例としてCopiaをチェックしてみるようプレゼン担当者に勧めた。Copiaは電子書籍リーダーで、読書体験を共有したりオンライン・コミュニティーを築くことを目的に作られたものだ。


3. Conyac(コニャック): 株式会社エニドア

Conyacは、誰かに文章を他言語に翻訳してもらうよう依頼ができるクラウドソースの翻訳プラットフォームだ。翻訳をしたい人がこのサービスに登録すると、その人が本当に原文を理解しているかどうかをキャプチャのような技術を使って確認させた後に翻訳をする資格を得ることができる。

複数の翻訳者がそれぞれの翻訳文を提出し、ユーザーは一番よいものを選ぶことができる。これ は資格認定プロセスとしても機能し、翻訳結果をよりよくすることにもなる。プロの翻訳家や翻訳会社と比べ、Conyacが破格的な安さでサービスを提供できるのはそういう理由からだと、ConyacのCEO兼創業者の山田尚貴氏は語った。


4. Facematch: Facematch <最終選考通過>
このアプリは大学生が2ヶ月かけて自分たちの技術を起業に繋げるために開発合宿をおこなったブレイクスルーキャンプから参加したチームで、開発合宿24チームの中で一番になったものである。

アプリのアイデアは至ってシンプルだ。パーティーでカワイイ女性やイケメン男子を見つけても、残念ながら話をする機会を逃してしまう場合がある。だが、その彼女や彼は Facebook の知り合いの知り合いである可能性はある。

このアプリは、Facebook Friend APIを利用して、同じような興味を持つ者同士を繋げてくれる。アプリを使って、その興味のある彼や彼女がどの知り合いの知人かを調べ、うまくいけばその彼や彼女を見つけることできるのだ。もし両者が合意すれば、お互いが友達となりつながるがる仕組みだ。さらに、このアプリで様々な商品やレストランのディスカウントクーポンが入手できるようになるそうだ。


5. Grow!:Grow! Inc.<最終選考通過>

Growはブログの読者がブログの運営者にチップを送ることができるプラットフォームである。それは Twitter のretweet ボタンやFacebook の「いいね」ボタンのようにブログに設置することができる。Grow!ボタンをクリックするとブログ著者にチップを送る事ができる。

このサービスのユーザは、PayPal アカウントにログインし、前もってGrow!アカウントにポイントをチャージしておく。ポイントを受け取ったコンテンツ出版社やブログ著者は、100Grow!ポイントごとに1ドルの現金と交換ができるのである。


6. MidoNet:株式会社ミドクラ<最終選考通過>

ミドクラは、クラウドエネーブリングサービスを提供する企業で、ウェブ上で管理できる仮想存在によって、ルータなど従来の形あるデバイスにとってかわる技術開発を行っている。我々が以前述べたように、このスタートアップ企業は、既に NTT Investment Partners を含むいくつかの投資団体から1億円もの資金調達をおこなっている。

チームは、14名のメンバー、うち9名のエンジニアから構成されており、その中の数名はかつてGoogleのクラウド関連部署とAmazon Web Servicesで働いていた。

[参考 サンブリッジが日本のスタートアップWondershakeとミドクラに出資]


7. ピリカ:ピリカ<最終選考通過>

ピリカは、ユーザが自分の身の回りを掃除することを促し、道路のゴミ拾いの経験を共有するためのスマートフォンアプリである。ゴミを拾った時にアプリで写真を撮るだけで、他のユーザとゴミ拾いの体験を共有できる。他のユーザがあなたの行為を称えるたびに、あなたはもっと掃除をすることを促され、世界は今よりずっときれいになる。 iPhoneとAndroidアプリの両方が用意されている。

企業の社会的責任(CSR)の観点から、ある会社がある地域のスポンサーになれば、そこでゴミを拾ったユーザーに報奨を与えることができる。報奨はたとえば地域のコーヒーショップで提供されるフリークーポンや割引クーポンでも良い。

このアプリは、頻繁にグルーミングをしていつでも身をきれいにしていることで知られる鳥の名前(アイヌ語で「エトピルカ」)から名づけられた。


8. Synclogue:情報プラネット<最終選考通過>
2台以上のコンピューターを使っている場合(たとえば家ではラップトップやデスクトップ、オフィスではデスクトップPCなど)、あなたが指定するアプリのためのプラグインの設定を同期させるのにシンクローグが役立つ。このスタートアップは無料お試しモデルを採用しており、同期させたいアプリをユーザーが3つまで無料で選ぶことができる。シンクローグはDropboxのようなPCユーザーにとって必須のアプリとなることを期待している。

このスタートアップは早稲田大学と筑波大学の学生により設立されたものだ。


9. SnapDish: Vuzz Inc.<最終選考通過>

SnapDishは食べ物の写真のシェア専用のiPhoneアプリだ。これはあなたが料理したものや食べたものを他のユーザーと共有するのに役立つ。私たちは以前SnapDishにインタビューした


10. Wishscope:株式会社Zawatt

ウィッシュスコープはあなたと同じような関心事を持つ人達とつながりを持ち手助けをしてくれるソーシャルウィッシュリストアプリだ。私たちは最近このチームにインタビューした。ここから記事をご覧いただきたい。


11.Rin:株式会社ウィリルモバイル
京都に拠点を持つスタートアップのウィルモバイルは自然言語のプロセッシング技術を使って、スマートフォン用の行動ターゲティング広告ネットワークを開発している。この技術の権威である京都大学の黒橋禎夫教授と連携している。

このサービスはユーザーから出されたクエリに含まれる単語を検出するだけではなく、クエリの文脈上の意味も解読して、ユーザーにとってベストな広告を探し出してくれるものだ。

同社は今年の4月に香港に子会社を設立し、中国、韓国、台湾、インドネシア及びカンボジアでのスマートフォン広告販売をスタートしている。


12. 5 Seconds:株式会社Miew

アマチュアビデオの最後の5秒が最も面白いと思った、東京に拠点を置くこの会社は、今年4月、5 Secondsという名のスマートフォンでビデオをシェアするアプリを開発した。ビデオ版のInstagramだと考えてもらって良い。ユーザがビデオを撮影し、エフェクトを加え、Facebook や Twitter でシェアする。2011年会計年度末までに300万人のユーザーを見込んでいる。

最終選考に残ったスタートアップの集合写真

【via Penn Olson 】 @pennolson

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