本稿は、中国のPengYou(朋友)がリリースしたソーシャルメディア・アプリが、ダッシュボード付き日記サービス「Path」のクローンであることについて取り上げる。
PengYouが、 Sina Weibo(新浪微博)やDouban(豆瓣)などがやっているように、他のソーシャルメディア・アプリをローカライズするのは全く問題がなく、歓迎されることだ。実際に試してみたいと思う。しかし、PengYou はダッシュボード付日記サービス「Path」の完全なるコピーであるという、恥ずべき現実が待ち受けている。
upeng.me(友朋)とpath.comを比べてみると(写真では隣に並べた)完全に同じデザインとレイアウトで、iPhone 4 アプリのクローズアップのそばに、ぼんやりと映った(クールな外見の)女の子が見て取れる。これはやりすぎだ。はて、Upeng.me は経営というものをわかっているか、それともCtrl-C、Ctrl-Vの順番に打つのだけを知っているのか。
それに、Penn Olson の Willis Wee が今年の初夏に言っていたように、「実行することこそが重要」なのであって、アイデアだけではどうしようもない。Willis の記事には同意するし、間違った方向を目指すライバルを、ローカライズされたサービスが打ちのめす姿を見てみたい。Taobao(淘宝)よこんにちは、eBayよさようなら! もはや、概念的にはローカライゼーションというよりパクリかもしれない。PengYou が越えてしまった一線だ。
でも、気分悪くはない。PengYouを試したら、Path よりも滑らかに動くアプリが気に入った。デザインはいくつか借りモノだが、差別化されている部分も多い。レビューに値するかもしれない。
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