インターネットはすばらしいコミュニケーションツールだ。インターネットのおかげで、知識やニュースが世界でほぼ同時に広まるようになった。とは言うものの、たまには自分の足で外を歩いて何が起こっているかを見たほうがよさそうだ。
2011年6月、中国山西省の郡政府は、中国のニュースサイトを閲覧している際に前日に管轄地区内で起きた悲惨な土石流について初めて知ることとなった。
死者9人を出した地すべりは6月26日の早朝、午前3時に起きた。しかし、災害が起きた事実を地元行政が認識したのは27日の午前、新華のウェブサイトでニュースを発見し初めて知ったという。
これは新華社の2011年の地方行政の発表が遅れた事件をまとめた、より大きな記事の一部である。とてもショッキングな事件であり、インターネットのすごさを示すとも言えるだろうが、もしかすると地方の役人もネットをする時間を減らし少し実際の世間に出るべきなのかもしれない。
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