日本のモバイルキャリア、ソフトバンクモバイルは今日、ソーシャル・ゲーム会社のガンホー・オンライン・エンターテイメントを公開買付すると発表した。ソフトバンク(東証:9984)は孫正義氏によって設立され、ガンホーは同氏の弟にあたる孫泰蔵氏によって設立された。孫泰蔵氏はシリアルアントレプレナーで、現在、テック・スタートアップ・インキュベータ Movida Japan を運営している。
この動きは正しいのだろうか。私の考えでは、スマートフォンでは当たり前となった、クロス・プラットフォームのメッセージアプリにアクセスできない3G対応のフィーチャーフォンには、Messaging Indonesia に可能性があると言えるだろう。おそらく、ネイティヴに同様の機能を持つ WhatsApp にアクセスできるのは、Nokia Asha シリーズくらいだろう。それとは対照的に、依然フィーチャーフォンを使っているインドネシア人には、mig33 が彼らの注目を集めるサービスである。
インドネシアのモバイルデータの契約者数は総計1億人になろうとしており(フィーチャーフォン、スマートフォンを含む)、キャリアにとっては新たに確保した売上手段の頭打ちを意味している。多くの機能を備えた、多くのメッセージ・アプリに慣れ親しんだスマートフォン・ユーザにとって、Massaging Indonesia はあまり意味が無いと言えるだろう。
Mesaging Indonesia は、海外の人気あるライバルに勝てるだろうか。それは市場のみが知ることだ。サービスの信頼性や品質が保たれれば、数千万人、いや、世界の数億人に使われている他のサービスと戦えるようなものに成長できるかもしれない。特に、通信量無制限で月々1.5万〜2万ルピア(1.6ドル〜2.06ドル)というコストは、サービスを使ってもらう上で魅力的な要素になる。比較までに、Telkomsel の WhatsApp、LINE、KakaoTalk 向けデータ量無制限パッケージは、月々3万ルピア(3.09ドル)だ。
スタートアップにとって、立ち上げ時における圧倒的な突破力は重要な要素のひとつになる。創業メンバーと立ち上げたサービスとがマッチしていなかったり、サービスの先に見据えているビジョンをどこに置くか、チーム全体の基盤がしっかりしているかどうかで成長スピードが変わってくる。 Open Network Labのマネージングパートナーを務める前田紘典氏は、米国大学時代に音楽サイトで起業。その後ネットプライスド…
Open Network Labのマネージングパートナーを務める前田紘典氏は、米国大学時代に音楽サイトで起業。その後ネットプライスドットコムに入社し、新規事業の立ち上げや海外投資に関わる。IT人材育成プログラム「Open Network Lab」設立後はシリコンバレーのネットワークをもとにスタートアップを支援し、春から第7期を募集している。
前田氏がMOVIDA SCHOOLで語った、成長するスタートアップに必要な基盤についてまとめた。
スタートアップの多くはピボットしている
Open Network Labで急成長をしているスタートアップの多くは、最初のアイデアからピボットしている。例として、企業やスタートアップにウェブサービスを格安で提供するAnyperkやプログラマーの情報共有サービスのQiitaといったサービスは、最初のアイデアからピボットして今に至り、成長を見せている。世界を見ても、Microsoftのビル・ゲイツ氏やFacebookのマーク・ザッカーバーグ氏も成功したのは2つ目や3つ目のアイデアだ。
良いバランスとは、Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏が語ったStubborn on vision & flexible on details(訳:創業者はビジョンで頑固になれ、詳細に柔軟になれ)だ。自身のビジョンをぶらさず、しかしそのビジョンに向かう道筋の詳細に関しては柔軟に考え、あらゆる手を打つ。そのためにも、ビジョンにとって最も重要なものは何かを常に意識してもらいたい。
「大阪から世界に」を軸に、大阪のIT企業やベンチャーによるサービスのピッチのイベントを開催している「Shoot from Osaka(n) 」。今回で4回目の開催だ。毎回、独自性やビジネスモデルとしても興味深いサービスや企業がプレゼンをおこなうイベントとして注目を浴びている。今回は、IT以外にも大阪のものづくりなどのプレゼンがなされた。 プレゼンのはじめに、Shoot from osaka主催のC…
「大阪から世界に」を軸に、大阪のIT企業やベンチャーによるサービスのピッチのイベントを開催している「Shoot from Osaka(n) 」。今回で4回目の開催だ。毎回、独自性やビジネスモデルとしても興味深いサービスや企業がプレゼンをおこなうイベントとして注目を浴びている。今回は、IT以外にも大阪のものづくりなどのプレゼンがなされた。
3月25日には中華圏に対するサービスとして繁体字に対応し、中華圏のユーザ獲得も目指している。また、シンガポールの現地パートナーとしてMailfaxと提携。東南アジアを中心としたサービス展開の足がかりを掴んでいる。同時に、4月に開催されるStartup in AsiaにもMailfaxと共同で出展する予定であり、すでに進出を図っている北米のみならずアジア圏への展開も大きな視野に入れて3年目を迎えると、Chatworkの谷川周平氏は語った。