プライムアゲインがDrawChatをリリース、落書きやスタンプ交換でFacebookを〝デコメッセンジャー化〟

SHARE:

drawchat_screenshots

ユーザ同士が写真をデコレーションして共有できる DecoAlbum で知られるプライムアゲインは、Facebook で落書きやスタンプを使ってメッセージ交換できるアプリ DrawChat をリリースした。iOSAndroid 用で、日本語、タイ語、簡体字中国語、繁体字中国語、英語で利用できる。価格は250円(または $2.99)となっているが、9月9日までは無料でダウンロードが可能だ。

あわせて参照されたい:How DecoAlbum plans to be the best of many cute Japanese photo apps [Interview]

LINE や KakaoTalk などがアジアでメッセージアプリの戦いを繰り広げる中、Facebook はユーザにとって、連絡をやりとりする手段にはなっても、感情豊かなメッセージを交換するプラットフォームとしては使いにくい。一方で、Facebook には世界にアジアに3.4億人のアクティブ・マンスリー・ユーザが居て、スタートアップにとっては、このボリュームをユーザ獲得のレバレッジに使わない手はないわけだ。

DrawChat では Facebook Chat API を利用することで、Facebook のメッセージ基盤を通じて、アプリ上で書いた落書きやメッセージの交換を実現する。アプリを操作している間、ユーザは裏で Facebook を使って落書き交換していることさえ忘れてしまう。相手が Facebook ユーザであれば、DrawChat のアプリをインストールしていないユーザにも落書きやメッセージを送れる。したがって、語弊を恐れずに言えば、プライムアゲインにとって、改めてユーザを獲得することなく、Facebook ユーザをそのまま自社アプリのユーザに転換できることになる。

プライムアゲインでは、これまでに DecoAlbum を提供してきたが、DecoAlbum を記憶を残すためのコミュニケーション・アプリ、今回リリースされた DrawChat をインスタントなコミュニケーションを実現するアプリと位置づけている。数ある Facebook API 群の中でも、Facebook Chat API を使ったアプリは世界的にも例が少ないらしく、今後、プライムアゲインはこの API を使ったアプリを複数リリースして、このニッチのドミナントを狙う。

プライムアゲインはNTTグループが展開するスタートアップ・インキュベーション・プログラム Docomo Innovation Village第1期に採択されている。このバッチの Demo Day は9月26日に開催される予定で、プライムアゲインが DrawChat を初めとする複数のアプリをどのように披露するか楽しみにしている。また、Docomo Innovation Village は同プログラムの第2期に参加するスタートアップを募集しているので、プライムアゲインに続きたいスタートアップは、申し込んでみるとよいだろう。