
Sunpartner Technologiesが開発した「Wysips」は、スマートフォンなどのスクリーンで太陽光発電が可能となる技術だ。
「What You See Is Photovoltaic Surface」の頭文字から命名された同技術は、0.5mm以下という薄いパネルを組み込むことで、1平方センチメートル当たり5ミリワットの発電を可能とする。太陽光だけではなく、人工光でも発電することができる。透明度は最大90%と高いため、視野角は維持されるという。
Wysipsの技術を利用した同社の製品のうちのひとつ「Wysips Crystal」は、Li-Fiによる高速通信にも対応している。Li-Fi(Light Fidelity)とは、媒体としてLEDの光を用いる可視光通信。電磁波で他の機器に影響を与えることがなく、最大10 Gbpsという高速通信が可能となるとのこと。
先月開催されたMWC 2014では、「Wysips」を搭載したスマートフォンの展示も行われている。「Wysips」によりソーラー充電を行いかつLi-Fiによる通信が可能なスマートフォンは世界初だそうだ。2015年には実用化される見込みであるそうなので、期待したい。
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